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巻頭インタビュー

映画『キングダム』

中国ロケで感じたスケール感!
あの空気の中で演じられたことは大きかった

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多ジャンルの主演作が続く山﨑賢人さん。今春公開になるのは、
なかでもひときわスケールの大きな歴史エンタテインメント『キングダム』です。
「気合いマックスで挑んだ」という山﨑さんが、
中国と日本で3カ月に渡って行われたロケの様子を語ってくれました。

 

 

2年越しの念願が叶い
大好きな作品で主演

 

 

「死ぬ気で挑みました」。今をときめく俳優、山﨑賢人さんがこんな熱い言葉で語る自身の最新主演作が、この4月に公開となる『キングダム』だ。 原作は、中国の春秋戦国時代を舞台に、後に大将軍となる信(しん)と、後の始皇帝である嬴政(えいせい)の活躍を中心に描く歴史漫画。51巻累計3600万部(2018年10月時点)を売り上げる大人気コミックだ。山﨑さんは、2年前、原作の連載10周年を記念して作られた特別動画で主役の信を演じており、当時から映画化を心待ちにしていたという。

 

「映画で信を演じられるとわかったときには、『キターッ!』と思いました」

 

と当時の興奮を語る山﨑さん。しかも、戦災孤児として過酷な生活を送る信とともに剣の腕を磨いた幼なじみの漂(ひょう)を演じるのは、過去に何度も共演し、プライベートでも親交のある吉沢亮さん。漂に瓜二つの王、嬴政との一人二役で、2人のシーンも多い。お酒を飲みながら、「よっしゃーっ!」と喜び合ったそうだ。

 

「プレッシャーは当然ある。ありまくります。でも、それよりも気合いが勝りました。台本を読んでからは、どうやって信を演じるかという気持ちに、すぐ切り替わりましたね」

 

マックスの気合いで臨んだ過酷な撮影現場

 

こうして「気合いマックス」で撮影に挑んだ山﨑さん。特に力を入れたのがアクションだ。

 

「僕が演じる信は、正規の訓練を受けた軍人ではありません。漂とともに我流で剣術を磨いてきた人間。佐藤信介監督やアクション監督と話し合って、野性的な動きを目指しました」

 

アクションの特訓は撮影の半年前にスタート。同時に、「戦争孤児で奴隷のような生活を強いられてきた信」を演じるにあたり、信らしい体型を得るため体も絞った。「炭水化物やお酒を控え、鶏のささみとブロッコリーばかり食べていた」という。結果、16年の主演映画『ジョジョの奇妙な冒険〜ダイヤモンドは砕けない第一章』の撮影時に増やした体重から、「体感で10キロくらい」落としたそう。

 

その細身の姿で臨んだ現場で待っていたのは、過酷な撮影。

 

「そもそも戦いの話。物語の時代にはまさに死闘が繰り広げられていたわけですから、僕もその気持ちで演じました。実際、最強の敵である左慈(さじ)役の坂口拓さんと戦っている時など、本当に死ぬんじゃないかと思いましたよ(笑)」

 

 

壮絶な戦いの後のシーンを撮影する際には、ともに戦う「山の民」の2人、バジオウ役の阿部進之介さんとタジフ役の一ノ瀬ワタルさんらとともに、直前の筋肉トレーニングで「踏ん張った後」の感じを出したとか。苦労は数知れず撮影の合間のアクション練習も欠かさなかった。滞在先では、ジムで共演者と顔を合わせることもしばしばだったそうだ。

 

 

「鏡の前でお互いに筋肉を見せ合ったりして。現場では常にギラついていましたね(笑)」。

 

 

今はこう穏やかに語る山﨑さんだが、撮影当時は打ち身など日常茶飯事。現場では「常にエンジンが掛かった状態」が続いていたという。まさに「死ぬ気で」取り組んだ撮影だった。

 

 

「僕のスイッチを入れたのは『キングダム』という作品が持つパワーだと思います。監督も、信とはどういう人物か、映画ではどう描くか、ということを最初に話し合った後は、僕に信になることに没頭させてくれました。幸せな現場だったと思います」と山﨑さんは振り返る。
(続きは本誌を御覧ください)

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映画『キングダム』

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■Story

紀元前245年、中華・西方の国「秦」。戦災孤児の信と漂は、天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、王都の大臣によって王宮に召し上げられた漂は、王の弟・成蟜によるクーデターで致命傷を負い、信のいる納屋にたどり着いた後、力尽きる。漂が託した地図の示す場所にいたのは、漂と瓜二つの秦の若き王・嬴政だった。王の身代わりで漂が命を落としたことを知り、激高する信。しかし国を背負う嬴政の強さと漂の意志を受け止め、共に行動することを決意、嬴政とともに王宮奪還に向かう。

■作品詳細

映画『キングダム』
監督:佐藤信介
キャスト:山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、
阿部進之介、深水元基、高嶋政宏、要潤、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、
加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお ほか
(C)原泰久/集英社 (C)2019 映画「キングダム」製作委員会
4月19日(金)公開

【PROFILE】

山﨑賢人(やまざき・けんと)

94年、東京都生まれ。日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。15年、NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインの相手役を演じ話題に。映画『ジョジョの奇妙な冒険〜ダイヤモンドは砕けない第一章』(17)、『斉木楠雄のΨ難』『羊と鋼の森』(18)ドラマ『トドメの接吻』(18)など主演作多数。ドラマ『グッド・ドクター』(18)でアカデミー賞主演男優賞。初声優を務める主演映画『ニノ国』(19夏予定)、主演映画『ヲタクに恋は難しい』(20)と話題作の公開も控える。

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