ホーム > インタビュー&コラム

インタビュー&コラム

■俳優インタビュー

竹野内豊 映画『人生の約束』
日本の美しさを伝える映画がもっとあっていい

富山県の美しい港町で紡がれる“絆”を描いた感動作

★_DSC9365

 

 

強烈な「よそ者感」は
監督の目論見通り

甘いマスクとスリムなボディ、そして変わらぬ低音ボイスで、正統派二枚目からコミカルな役までこなす竹野内豊さん。
その演技の幅は年齢を重ねるごとに広く、深くなっているようだ。

そんな竹野内さんが、年明け早々公開の映画で、富山県を舞台に主役を演じている。富山といえば、3年前の「ロケーションジャパン大賞グランプリ」受賞の地! ここで今度はどのような物語が繰り広げられたのだろうか。

テレビドラマ界の巨匠、石橋冠さんの初監督映画『人生の約束』で竹野内さんが演じるのは、会社の拡大にしか興味のない新興IT企業のCEO、中原祐馬。作品では、親友の死をきっかけに自分の生き方を見つめ直す祐馬の姿が丁寧に描かれるが、その舞台となる地が、親友の故郷である富山県である。

ロケは、物語の設定と同じく、射水市新湊地区で行われた。この地を初めて訪れたときの印象を「古き良き日本の情緒を残す町」と語る竹野内さんだが、実は撮影当初、強烈な「よそ者感」を感じたそうだ。

「僕が現場に入ったとき、地元の漁師役の江口洋介さんたち“富山チーム”の間にすっかり空気が出来上がっていたんです。漁師の集まる番屋の雰囲気など、地元そのもの。江口さんもすっかり漁師になっていて(笑)」

 

実は、これは石橋監督の作戦。撮影前に、監督とともに現地を何度か訪れていた江口さんとは対照的に、監督から「撮影まで、できるだけ現地は見てほしくない」と言われていた竹野内さんは、現地のことをよく知らないままクランクインしたのだ。

 

(続きはロケーションジャパン73号をご確認ください)

 

<ロケーションジャパン73号のご購入はこちら>

 

 

竹野内豊 映画『人生の約束』
日本の美しさを伝える映画がもっとあっていい

■Story
会社の拡大にしか興味のない新興IT企業CEO中原祐馬。かつて共に起業した親友、塩谷航平からの着信に胸騒ぎを覚え、彼の故郷、富山県・新湊を訪れるが、友はすでに亡くなった後だった。
会社を追い出すような仕打ちをした挙げ句、亡くなる間際の電話を無視し続けた祐馬を、航平の義兄・鉄也は罵倒する。そんな祐
馬に、航平の一人娘、瞳が思いがけない頼み事をするのだった…。
伝統の曳山祭りを通じ、祐馬は自分の生き方を見つめ直していく。

 

■詳細
監督:石橋 冠 脚本:吉本昌弘 キャスト:竹野内豊、江口洋介、松坂桃李、優香、
小池栄子、髙橋ひかる、美保純、市川実日子、立川志の輔、室井滋、柄本明、
ビートたけし、西田敏行ほか 全国東宝系で公開中
©2016「人生の約束」製作委員会
www.jinsei-no-yakusoku.jp

この記事をシェアする

©Location Japan. All rights reserve