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2014.05.14

『永遠の0』ゆかりの記念館が「改」!

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 百田尚樹さんのベストセラー小説を映画化した、V6・岡田准一さん主演の『永遠の0』。観客動員数は700万人を突破、過去10年間の実写邦画作品ではナンバーワンの大ヒットだが、撮影のロケ地にも多くの人が足を運んでいるのをご存知だろうか。茨城県笠間市の病院敷地内にある、旧筑波海軍航空隊の史跡もそのひとつだ。

 同史跡は「筑波海軍航空隊記念館」として映画公開と同時に期間限定でオープンしていたが、4ヵ月で全国から2万6000人の来場者を記録。そのため来年3月までの延長が決定! 5月7~16日の休館を経て、5月17日(土)からは「筑波海軍航空隊記念館 ‘改’」としてリニューアルオープンする。

 実はこの記念館は、主人公の零戦搭乗員・宮部久蔵が所属していた設定である筑波海軍航空隊の、奇跡的に現存していた本物の司令部庁舎。ゆくゆくは取り壊される予定で地元の人からも忘れられたような存在だったのだが、ロケ地として使用されたことで状況が一変! 地元茨城の若手有志が実行委員会を発足させ、ロケセットの再現や当時の遺品・資料の収集に奔走、航空隊の記録を紹介する記念館として限定オープンされた結果、これだけ多くの集客を果たした。館内では隊員が使っていた日用品や当時を伝える資料のほか、パネル展、ドキュメント映像なども用意して映画の世界観とともに、戦争の記憶を次代に伝える場ともなっている。

 さらにこの記念館がユニークなのは、「若い人が戦争を知るきっかけになってくれれば」という理念のもと、ラジコン大会やコスプレの会場として場所を提供するなど、さまざまな世代や層に向けて門を開いていることだ。今回の再オープンにあたっても展示物の入れ替えや地下戦闘指揮所を新たに公開するほか、5月17日(土)、18日(日)の2日間はリニューアル&慰霊祭&海軍記念日のイベントを開催。元特攻隊員の方を招いての慰霊祭といった式典だけでなく、ニコニコ動画出身のアーティスト・『和楽器バンド』のボーカル鈴華ゆう子さんのライブ(18日)や、‘美少女すぎる武道家’山本千尋さんの演舞なども予定されている。

 思想的に偏らずに戦時下にあった方々の資料をそのままに提示し、そこから何を受け取るかは来館者に託す、というのが館の基本姿勢。戦後70年となる来年に向け、戦争の記憶を持たない世代だからこそ、足を運んで見る価値があるのではないだろうか。

 

◆筑波海軍航空隊記念館「改」(5月17日リニューアルオープン)
茨城県笠間市旭町654(茨城県立こころの医療センター敷地内)
TEL:0296-73-5777  9~17時
入場料:おとな/500円 こども/350円
http://www.p-ibaraki.com/tsukuba/kinenkan

 

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