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2017.06.19

家族の喜劇を撮らせたら日本一! 山田洋次監督が描く”あの”家族がまたスクリーンで!

結婚50年を迎えた平田夫婦の「熟年離婚」問題で、一族が大いに湧いた第一作『家族はつらいよ』。なんとか「危機」を乗り越えた平田家に新たな騒動が巻き起こる…! 現在、『家族はつらいよ2』が大好評公開中だ。
またもやお馴染みの家族を襲う(?)大騒動が、コミカルかつ、温かく描かれている。

 

撮影は8月初頭から始まったが、真夏のロケは過酷で、何度も打ち水をしながらの撮影になったという。何度水を撒いても瞬時に乾いてしまう真夏日に、山田監督自ら水を撒き始めたこともあったとか。

 

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作品の中で印象を残しているのが「平田家」。
外観となる家は、田園都市線を車でロケハンして見つけたそうだ。
入り口のドアだけを「山田組」仕様のドアに変えての撮影となった。ロケでは外観のみが使われたが、内部の部屋も衣装の着替えやメイクなどで使わせてもらった。

 

また、夜に庄太(妻夫木聡)と憲子(蒼井優)が2人で話しているシーンは、京成電鉄・柴又駅でロケが行われた。柴又といえば、山田洋次監督の『寅さん』シリーズの重要な舞台であり、作品を越えて再び登場した柴又に、感動を覚える方も多いそうだ。

 

ロケには様々な苦労や困難が伴う。その中でも大切なのが、地域住民との関係性だ。「ご近所の方も2作目ということで撮影になれて下さっているように見えました。ロケ地も非常に快く貸していただけて」と深澤宏プロデューサーは語る。

 

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そもそも、前作が作られた際にはシリーズ化は決定していなかった。「1」のヒットを受け、晴れて「2」の制作、シリーズ化が決定した。近年は「同居」という形が減少し今作の「家族」の形はもはやポピュラーなものではなく、「家族」に対する夢やファンタジーも持ち合わせているのかもしれない。

 

家族というのは、面倒くさいけど面白い。
ぜひそんな「家族」をスクリーンで堪能して欲しい。

 

 

『家族はつらいよ2』
STORY

平田周造(橋爪功)と富子(吉行和子)の離婚騒動から数年。周造はマイカーでの外出をささやかな楽しみにしていたが、高齢者の危険運転を心配した家族は運転免許を返上させようと画策。再び家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たちだが、家族会議は一転。事態は思わぬ方向に!?

 

原作・監督:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
出演:橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優 ほか
全国ロードショー中
©2017「家族はつらいよ2」製作委員会
http://kazoku-tsuraiyo.jp/index.html

 

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