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2018.12.04

市長・町長の熱意がハンパない! 映画大国日本へ 首長8人と業界35人が大熱闘

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映画・ドラマのロケで地域を盛り上げようと、8人の首長が気勢を上げた。迎え撃つ業界人は総勢35人。大手映画会社・テレビ局から、情報番組のプロデューサー、大手芸能プロダクションの役員まで参戦者は盛り沢山。
「撮ってほしい!」「良い画を撮りたい!」の大マッチング大会がこの度、ロケツーリズム協議会(第三回)で開かれた。会場は、全国各地の自治体や民間企業からの参加者210名の熱気に包まれた。

会場には映画・ドラマのロケ受け入れに積極的な先進地域の首長、そして作品を撮る際のロケ地として地域側に協力を求める映像制作関係者が集結。「目指せハリウッド」を掲げ、地域の首長が一堂に集まった第一回「市町村長トップ会談」(7月25日(水)開催)の第二弾として、11月20日(水)都内で開催された。
業界側から参加した、人気バラエティー番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)の池田大史プロデューサー((株)シオン)は、「市長と直接話せる有意義な時間だった。ロケを通して地域を応援できると再認識した」と取り組みに太鼓判を押した。

 

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 地域側からは市を挙げてロケツーリズムの取り組みを強化している8自治体(千葉県いすみ市、長野県千曲市、岐阜県飛騨市、千葉県茂原市、愛知県岡崎市、愛知県幸田町、長崎県島原市、埼玉県新座市)の首長が集まった。目標は、ズバリ2020年に向けたシティプロモーション。会場に集まった35名の映像制作者と意見交換が行われた。このお見合い合戦に、「初の試み。ここまで実践的にトップレベルでやれている例は他にない」と観光庁の山田室長も絶賛。地方創生の鍵となる「ロケツーリズム」にますます期待ができそうだ。

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 2016年に大ヒットしたアニメ映画『君の名は。』の舞台となった岐阜県飛騨市の都竹淳也市長は、「制作者に対して、市長自ら直接提案ができるのが強み。『君の名は。』のときの経験を生かしてチャレンジしたい。」と自らアピール。
また会では制作者が地域に求めること、逆に撮影受け入れの際に地域が困っていることなどを互いに言い合う場にもなり、改めて双方のニーズが明確に。観光地ではない、何気ない風景が制作者のフィルターを通すことで魅力的に変わることに、「考え方が一新された」と市長たちの驚く様子がうかがえた。

 そもそもロケツーリズムとは、映画やドラマの舞台になったことをきっかけに作品のファンがその地に訪れ、風景やグルメを堪能しそのまち自体のファンになることである。国内でも先進地域として事例に挙げられる千葉県いすみ市は、3年前からロケ誘致を強化。今年はカンヌ国際映画祭で賞を受賞した映画『万引き家族』のロケ地に。太田洋市長は、「ロケのおかげでいすみ市の知名度が上がり、税収もアップした。ロケツーリズムの取り組みは、ぜひ継続したい。」と話す。今年から本格的にロケ誘致に取り組み始めた長野県千曲市は、今年だけで既に、映画3作品を含む計28作品の誘致に成功。岡田昭雄市長は、「予想以上の成果に驚いている。合併して15年、今こそ一体となって「映画でまちをPRする」という目標に向けて取り組みたい」と、意気込みを語った。

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 ロケツーリズム協議会は今年度残り2回の開催を予定。岐阜県飛騨市や千葉県いすみ市では、実際にロケ地になったスポットをめぐる「ロケ地ツアー」も行う。「わが町で映画を撮ろう!」「ロケツーリズム協議会」は、2020年までにインバウンド4000万人を掲げる観光庁による、「テーマ別観光による地方誘客事業」に採択されたロケツーリズム事業の一環。2020年のオリンピックに向けて、日本の良さを伝えるために映画やドラマをツールとして活用していく動きがますます活発になりそうだ。

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 第二回の開催となった、今回の「市町村長トップ会談」だが、第一回に開催時から、新たに5市町の首長が参加した。初参加の首長のコメントは以下の通り。

千葉県茂原市 田中豊彦 市長
「茂原市はロケに最適な場所と自負している。ロケでまちをPRし、移住者の増加にも繋げていきたい。その為にも、様々なことにチャレンジしていきたい」
愛知県幸田町 成瀬 敦 町長
「多くの自治体のトップが集まるこの場は大変貴重。先進事例を見習い、まちづくりのヒントとして活かしたい。
愛知県岡崎市 内田 康宏 市長
「ロケ誘致では後発だが、観光産業都市として開発を進めているまちをロケで活用していただき、市民にもまちの魅力を感じてほしい」
長崎県島原市 古川隆三郎 市長
「これからは地方の時代だと感じている。これまでも、わが市には最高の素材が揃っていると自負していたが、制作者からの提案で、それ以上の可能性をますます感じることが出来た。」
埼玉県新座市 並木 傑 市長
「市の知名度を上げ、イメージを定着させる為にもロケツーリズムを活用したい。外部の目線を通して、地域の新たな観光資源を発見していけることに期待。」

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