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2020.02.18

映画『キングダム』がロケ地を沸かせた! ~エンタメで地域活性~

この1年でもっとも人を動かし、まちの観光を活性化させた作品と地域に贈る「第10回ロケーションジャパン大賞」。一般アンケート6,000人と4つの指標で、候補作40作品63地域の中から映画『キングダム』の佐藤信介監督が監督賞を受賞。

映画『キングダム』は興行収入57億円を突破し、2019年邦画ランキング第3位(実写第1位)の大ヒットを記録。実写不可能と言われた原作を見事に映像化した佐藤信介監督が監督賞に輝いた。

メインロケ地は中国だが、日本では静岡県や熊本県などでロケが行われた。特に、静岡県裾野市には国内唯一のロケセットが設置され、述べ200人を超える市民がボランティアやエキストラとして作品に参加。ロケ地ツアーも人気を博した。

国内でのロケ地となった裾野市では主人公が夢に向かって走り出す印象的なシーンが撮影され、ロケセットを1年保存し、公開に合わせて公開イベントを実施したところ、約4,000人が来場。映画公開直前に裾野市内の中学校では、佐藤信介監督による『キングダム』のトークイベントが開催され、監督は大勢の学生を前に作品のテーマでもある「夢」について語った。

ロケーションジャパン大賞一般アンケートには「漫画の世界観そのままで感動した!」「原作が好きだから観に行ったが、映画自体が好きになった」という映画自体への感動の声はもちろん、「ロケ地に行きたいと思った」「映画を見てからロケ地に行ったが、現地の方々の対応に感動した」といった声も多く寄せられ、作品と共に、映画によってロケ地と観客を結びつけた点などへの評価が高まり、受賞へと至った。

【ロケーションジャパン大賞とは】
2018年12月1日~2019年11月30日に公開、放送された映画・ドラマ・アニメ作品を対象とし、「全国規模で公開または放送された作品と地域」「地域の変化が見られた作品と地域」「ロケ受け入れに対し、組織的な対応ができる地域」の効果が出ていた作品と地域を、編集部調べで選出。
4つの指標(支持率・ロケ地行楽度・撮影サポート・地域の変化)をもとにポイント化して選出する。

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