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北海道
【バックナンバー】映画『糸』×北海道美瑛町~函館市ほか

今日よる8:57からTBSで地上波初放送の映画『糸』。今回はロケーションジャパンのバックナンバーより、『糸』のロケ地となった北海道美瑛町や函館市をご紹介!

 

出逢いと別れが胸に迫る
大ヒット作の舞台へ

映画『糸』は、1998年にリリースされ、今も多くのアーティストに歌い継がれる中島みゆきの同名楽曲をモチーフにした壮大なラブストーリー。「めぐり逢い」をテーマに、平成元年に生まれた男女二人が出逢い、別れ、そして再び巡り合うまでを、平成史に重ねて描いている。2020年8月21日に公開された本作は、若年層からシニア層まで幅広い年代から支持を集め、週末動員ランキング(8月22・23日)で見事1位を獲得。10月中旬には観客動員数160万人、興行収入21億を突破し大ヒットした。

菅田将暉・小松菜奈という人気実力ともに若手トップの俳優がダブル主演していることに加え、国をまたぎ、さまざまな都市でロケが行われているのも見どころのひとつ。全ての始まりである北海道、すれ違いにヤキモキする東京、ひと時の安らぎの地・沖縄、成功と裏切りのシンガポール。エモーショナルな楽曲と合わせてスクリーンに映し出される風景は、主人公たちのドラマを盛り上げるとともに、観客に「いつか同じ場所に行ってみたい」と思わせる。

見て、触れて、味わって。
北海道のロケ地を満喫

ロケ地の中でも印象的だったのは、メイン舞台となる北海道の美瑛や富良野地区。これまでも数多くの映画、ドラマ、CMなどで使われてきた王道のロケ地だ。さらに富良野市は本誌が2020年9月に発表した「いつか行きたいロケ地ランキング」でも堂々の1位に輝いた。自転車で駆け抜ける長い長い一本道、雪に閉ざされた冬のキャンプ場。四季を通して描かれる北海道の雄大な景色は、観る人の旅情を誘ってやまない。香りまで漂ってきそうな美しいラベンダー畑は隣の上富良野町。ロケ地マップも観光案内所などに用意されており、ロケ地巡りが楽しめる。

さらに、主人公・漣が勤めるチーズ工房は、暮別町に実在する老舗のチーズ工房でロケが行われている。工房では、撮影に使われた小道具を見られるだけでなく、劇中に登場したチーズを食べることができるのもうれしい。見て、触れて、味わって、登場人物になった気分に思う存分浸ることができそう。

ロケ地巡りと併せて、観光やグルメも楽しめるのが本作の魅力。次の旅先にいかが?

 

実在するチーズ工房で
本物に触れるロケ地旅

映画『糸』の主人公の一人・漣の物語は、彼が働く「チーズ工房NEEDS」を中心に進む。未来の妻である香との出逢い、チーズ職人としての世界への挑戦。ここはただの勤務先ではなく、どこか投げやりだった連の成長に必要不可欠の場所だった。ロケが行われたのは、北海道・暮別町に実在する同名のチーズ工房。実際の製造室で本物の道具を使い、漣役の菅田将暉さんと工房長役の松重豊さんによるチーズのモールティング(型入れ)作業が撮影された。

二人が作っていたのは、リアルの人気商品である「大地のほっぺ」。チーズだけでなく、工房では映画に登場したさまざまな「本物」を見ることができる。登場人物たちが見た景色を眺め、食べたものを味わう。これぞロケ地巡りの醍醐味だ。実際に訪れて北海道の雄大な風景やグルメを楽しみながら、『糸』の世界へと旅しよう。

 

冬ならではの絶景と
うまいものであふれる町

2020年大ヒットになった、映画『糸』の多くのシーンが撮られた北海道。その中でもこの時期に満喫してほしいのが、冬こそ味わいたいグルメや見どころが詰まった「函館」だ。そこで、本誌で連載中の鉄道写真家・櫻井寛さんに、冬の函館を満喫できるスポットをピックアップしてもらった。多くの映画のロケ地にもなった素敵なスポットを、誌上ロケハンしてみよう!

現地ではまず朝市に行って回線を存分に楽しむ。地元グルメでおなかいっぱいになったら絶景のロケ地へ出発!絵になる場所で思い出の一枚を残して。

帰りにはJR函館駅で駅弁を買うのも忘れずに♪映像クリエイターがハマるのも納得の旅になりそう。

 

ロケーションジャパン№102(2020年12月号)より

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STORY
北海道で育った漣(菅田将暉)と葵(小松菜奈)が初めて恋に落ちた13歳から物語は始まり、運命によって紡がれる二人の恋の行方が描かれた。中島みゆきの曲「糸」がモチーフになったことも話題に。

映画『糸』
監督:瀬々敬久 Inspired by 中島みゆき
脚本:林民夫
音楽:亀田誠治
菅田将暉、小松菜奈、榮倉奈々、斎藤工ほか

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