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■エンタメ
2014.05.30

桐谷美玲が、有村架純が、特撮ヒーローに!!

「仮面ライダー」シリーズや戦隊シリーズなど、昭和の特撮ヒーロー物に慣れ親しんだ人なら、怪人との戦闘シーンで毎回のように舞台となった「採石場」を覚えているのではないだろうか。幼稚園のバスをジャックした悪の怪人! 駆けつける正義のヒーロー! 変身だ、ジャンプ、とぅ!! で、着地するとなぜかシーンは突然、住宅街から見渡す限りのジャリ山に……。そう、あのジャリ山だ。

 CGで炎や爆発が描ける現代と違い、当時は火薬を使った本物の爆破が特撮には欠かせない。そんななか、周囲に人がいなくて、派手な爆発も思う存分仕掛けられる採石場は、ロケ地としてまさにうってつけ! というわけで撮影に多用されまくった結果、特撮ファンにとっては聖地といえるほどのおなじみの場所になっていったのである。

 さて、埼玉県寄居町にある、そんな「聖地」の採石場を、次々と現れる怪人たちとの戦闘シーンにふんだんに使った(というか、ここでしか戦っていない)のが、6月7日公開の映画『女子ーズ』。選ばれし5人の女子たちが揃った時、最強の戦隊が誕生する! が、なかなか揃わない。なぜなら女子とは、そういうものだからである……。
 「勇者ヨシヒコ」シリーズや『HK/変態仮面』『コドモ警察』の福田雄一監督による最新作は、戦隊ヒーロー物へのリスペクトとパロディを凝縮しつつ、「女子とは?」を描く。リーダーの女子レッドに桐谷美玲、女子グリーンに有村架純ほか、藤井美菜、高畑充希、山本美月と、いま最も旬な女優5人が演じる戦隊「女子ーズ」が、脱力感あふれるテンションで世界征服を企む怪人を迎え撃つ。恋に仕事に美容にヤボ用と、なにかと忙しい女子たち。はたして地球の平和は片手間で守れるのか? 女子の不条理「あるある」ネタ満載で、「あれってわかるー」といった感じに女性も男性も楽しめる。採石場マニアではない、デートで映画をお探しの方も、ぜひどうぞ。

■『女子ーズ』 6月7日(土)より全国ロードショー 配給:キングレコード (C)2014「女子ーズ」製作委員会
http://jyoshizu.com

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