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2015.05.19

吉祥寺の夜の本屋がロケ地に!? ドラマ『戦う!書店ガール』の撮影現場へ潜入取材!

4月より放送中のドラマ『戦う!書店ガール』第6話の撮影現場に行ってきました! 場所は、数々のロケ地となった吉祥寺にある本物の書店、ジュンク堂書店 吉祥寺店。

現場に入ると、よく知るジュンク堂ではなく、すっかり劇中の「ペガサス書房」に早変わり。

 

 

書店ガール01

 

 

★P1080317のコピー

 

そして、そこには店長の理子(稲森いずみ)や、理子に好意を寄せる三田(千葉雄大)、若手書店員の麻美(鈴木ちなみ)など、おなじみの面々が! 本番に入る前にも、それぞれが棚の本を手に取ったり、中を開いたりとまるで本物の書店員かのよう! 

それもそのはず、本作では本物の書店員さんが、“書店監修”として参加しているからなのです。 通常、本物の書店をロケ地にすることはとても難しいと言われているなか、 どうやってここまでの協力体制となったのか?

 

 

 

番組プロデューサーの山下さんに、 聞いてみました!

 

★P1080321のコピー
<関西テレビ 山下有為プロデューサー>

 

――原作・「書店ガール」を映像化しようと思ったのは?

山下有為プロデューサー(以下…山下):まず本屋さんのこだわりって、なかなか普通の客には伝わらないですよね? 「どう本を並べるか?」「POPをどう書くか?」とか。そういうプロの思いを、本を選んでいる私たち自身が意識することは少ないと思います。

でも実はそういうこだわりの数々によって、本と人とのめぐりあわせがあると思っています。 現代の閉塞感ある時代の中で、人の小さなこだわりが大きな影響となり、気づけばそれがコミュニケーションになっている。それはどんな職業でも、働く人たちにとって、共感できるところではないかと思い、応援の意味も込めてこの作品を選びました。決して派手な題材ではありませんが、そこにこそ「働く」、「生きる」という喜びがあるんじゃないかと思っています。毎回、演出担当と一緒に試行錯誤の毎日ですが、ドラマも小さなこだわりを積み重ねて作られているということを知って頂けたらうれしいですね(笑)

 

書店ガール05
©カンテレ

 

 ――主演に、渡辺麻友さんと、稲森いずみさんを起用した理由は?

山下:先ほど時代感と言いましたが、渡辺さんは、以前からAKB48の中でもプロフェッショナルなアイドルであると感じていました。こだわりをもって仕事を完璧にやろうという意思を持って活動されていると思います。そこが、本、仕事を愛しすぎているがために、時には暴走してしまう亜紀というキャラクターの姿に重なりました。

稲森さんは、この仕事を始める前から知っていた魅力的な女優。最近だとクールな役柄が多いイメージですが、決して冷たいという意味ではなく、静かな情熱を感じていました。そういった部分と、理子の書店員という仕事にかける静かな情熱、ペガサス書店という場所を守っていきたいという意思がまさにピッタリだと思います。また仕事とは逆にプライベートでは、コミカルな人間臭さを感じられる稲森さんの演技を私自身いつも楽しみにしています。

 

――稲森さんは、先ほど現場で時間が空くと本の並びのズレを直されていましたね(笑)

山下:稲森さんもそうですが、出演者全員がすっかり書店のプロフェッショナルですよ(笑)

 

――ジュンク堂 吉祥寺店をロケ地にしようと思った理由は?

山下:テレビドラマとして、できるだけ動きのあるものにしたかったのですが、セットで大きな空間を作り上げるのは難しいので、まずは書店さんと交渉するところから始まりました。 ちょうどタイミングよく、ジュンク堂さん自ら、「一緒に何か面白いことをやりたい」と快諾して頂けました。都内のジュンク堂さんの中でも、広い店舗を探しておりましたところ、原作の舞台でもある吉祥寺店がちょうど空間の広さもピッタリだったので、店長を説得して、ご協力頂けることになりました。 今の書店は、どこも営業時間が長いし、ロケ時間の確保という問題もでてくるので、ジュンク堂さんがのってくれなかったら、実現できなかったかもしれません。そこは本当にめぐりあわせだと感じています。

 

――放送中からロケ地が明かされることは珍しいのでは?

山下:これも奇跡的なめぐりあわせですね。吉祥寺店が、ショッピングセンターの中にあり、完全に外の目から隔離できたことが大きいです。ロケも閉店後から開店までの時間で撮影しているので、一般のお客さんと出会うこともないですし、書店さんとも相談して、お店のPRになるならと協力しながら情報を出せることになりました。また、書店さんの協力もあって、放送前に希望者を集めて、劇中と同じ衣装を着て試写会を実施できたり、放送日当日に、主演の渡辺さんがお店訪問されたりと、面白い企画に繋がりましたね。

 

――すでにロケ地めぐりをする人もいるのでは?

山下:書店員さんから、大勢いると聞いています。まさに聖地巡礼という感じですね(笑)。作品をきっかけに、お店で本を買って書店のファンになってくれる人が増えてくれたらと思います。ぜひドラマを見たらロケ地に訪れてみてください(笑) 実は、ドラマ主題歌を歌われている渡辺麻友さんのミュージックビデオの特別バージョンも、ジュンク堂吉祥寺店で撮影しました。色んな形で多くの方に愛される場所になったらうれしいですね。

 

――今後の展開はどうなっていきますか?

山下:原作というベースがありながらも、ドラマオリジナルの展開になっています。 前話で、ついに理子(稲森いずみ)が店長になりますが、それを妬む人間がでてきて、足を引っ張りはじめる。そんな中で、ペガサス書店の閉店という最大の危機に、必死に抗う書店員たちの姿を見て頂ければと思います。

その抗い方については、書店員さんにヒントを得たイベントも劇中で登場しますので、そこは原作とは違った形で楽しんで頂けたらと思います。

 

書店ガール06
©カンテレ

 

 

山下プロデューサーありがとうございました。
物語もいよいよ後半戦!閉店の危機に瀕するペガサス書房の運命は!?
これからの展開も楽しみですね!

 

関西テレビ・フジテレビ系『戦う!書店ガール』
毎週火曜よる10時より放送中
http://www.ktv.jp/shoten/

【出演】渡辺麻友(AKB48)、稲森いずみ、千葉雄大、 大東駿介、田辺誠一ほか

 

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