ホーム > ニュース

ニュース

2020.08.06

話題作のロケ地として引っ張りだこ!千曲市ロケ地MAPが完成

 

長野県千曲市のロケ地MAPが、千曲市役所や千曲市内の観光施設で配布されている。千曲市で撮影された作品のロケ地と、観光スポットが併せて掲載されおり、実際に千曲市を訪れた際はこのMAPを手に市の観光を楽しむことができる内容だ。

 

千曲市のある長野県は、移住したい地域ランキング3年連続一位(認定NPO法人 ふるさと回帰支援センターによる調査)を獲得する人気のエリア。千曲市は昭和初期には2つの郡5町6村から成り立っていたが、まちづくり推進の中で合併。平成15年9月に誕生した。知名度の向上と、近郊の上田市や軽井沢と差別化をはかるため、2018年よりロケツーリズムに取り組んでいる。

 

まず、千曲市は市内の戸倉上山田商工会と手を組み、ロケ受け入れの窓口を一本化し、戸倉上山田温泉街での宿泊割引などを実施。千曲市ならではの温泉や、撮影隊へのおもてなしとして差し入れしている特産のあんずを使って開発した「ちくまあんずコッペ」は、訪れたスタッフを喜ばせているという。

 

shutterstock_1517835701

 

ロケツーリズムへの取り組みの効果は、立ち上げ2年間で千曲市メイン作品が5本撮影されたことでも明らかだ。映画『四月の君、スピカ』(出演:福原遥、佐藤大樹、鈴木仁 ほか)や『ファンシー』(出演:永瀬正敏、窪田正孝 ほか)、『フィルムに宿る魂』(出演:飯山裕太、矢野優花 ほか)など人気俳優が出演する映画が続々撮影された。特に、2020年9月4日に公開される映画『リスタートはただいまのあとで』(出演:古川雄輝、竜星涼 ほか)の中では千曲市の観光スポットであるあんずの里アグリーパークが、主人公二人が働く農園の設定として登場する。放映後は、聖地巡礼としてファンが訪れることも考えられ、市も今回の撮影実績をロケ地MAPのような形に残して活用していこうと考えている。

 

千曲市はもとより昭和の香り漂う温泉街や、太古の日本を感じられる開けた自然が魅力のまち。特に、2020年6月に日本遺産に登録された姨捨の棚田などは話題のロケ地に合わせて注目のスポットだ。主に屋外のロケ地や自然の風景は、コロナ禍でも密を避けて楽しむことできるため、近隣の方にはぜひこの時期に楽しんでほしいスポット。夏休みを家で過ごす人も、作品の中で表現される千曲市の景観の美しさを映像で楽しむと共に、状況が改善した後の旅先の候補に加えてみてはいかがだろうか。

 

この記事をシェアする

©Location Japan. All rights reserve