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2022.08.04

【世界へ。映画のロケ地を旅する】ドキュメンタリー『大井川鐵道の旅』×静岡県・川根本町

今春3月3日、トラベルミステリーの大御所、西村京太郎先生が、91歳で銀河鉄道に旅立たれた。出版された小説は680作品にも及ぶが、先生とは雑誌の対談をきっかけに、「哀しみの余部鉄橋」(小学館)、「五能線の女」(新潮社)、「南紀新宮・徐福伝説の殺人」(新潮文庫) などのカバー写真を担当させていただいた。写真家としてミリオンセラーの表紙を飾ることは実に晴れがましいもの。西村先生、ありがとうございました。

 

著作の大半がテレビドラマ化されているが、とりわけ「十津川警部」シリーズは国民的な番組と言えよう。何しろ十津川警部が登場する作品だけで400というから驚きである。さて、その中で、どのドラマのロケ地を訪ねようかと思ったが、あまりに多く目的地が定まらない。そんな時に出会ったDVDが、『大井川鐵道の旅・十津川警部、DVDで事件です。』であった。内容は、西村京太郎先生の大井川鐵道取材旅行を追ったドキュメンタリーである。先生のお人柄に触れるのにふさわしいDVDというわけだ。

 

旅は大井川鐵道の始発駅、金谷駅に始まる。乗り込む列車は、大井川鐵道の看板列車「SL急行かわね路」号だ。7両編成の客車の先頭に立つSLは、C10系蒸気機関車。その機関車を前に、先生は目を細められ、こう語った。

 

「このSLとは少なからず縁があるのです。1930年生まれ。実は、同い年なのです……」

 

—-続きはロケーションジャパン2022年8月号で—–

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