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2019.08.02

映画『天気の子』公開  前作『君の名は。』の聖地巡礼を後押し

『君の名は。』に続く新海誠監督の最新作『天気の子』が大ヒット公開中だ。
本作は天候の調和が狂っていく時代に、離島から東京にやって来た家出少年の帆高(醍醐虎汰朗)と、「祈るだけで空を晴れにできる」不思議な力を持った少女・陽菜(森七菜)が運命に翻ろうされながらも、自らの生き方を選択していく姿を描く作品。

『天気の子』に瀧と三葉が登場!?

 

本作の舞台地は新海作品ではおなじみの新宿では、新宿駅やバスタ新宿が登場し、すでに聖地巡礼をするファンも出始めている。
さらに注目なのは、本作品の中では、『君の名は。』のあの三葉と瀧だけでなく、四葉やてっしーも一瞬であるが登場している点だ。

 

三葉たちの登場に対しSNSでは既に大きな反響があり、「天気の子に三葉と瀧が出ている!」と大きく盛り上がっている。三葉と瀧は物語の中盤で登場し、『天気の子』の主人公・帆高と瀧が会話をするシーンもある。てっしーや四葉はほんの一瞬しか登場しないので注意して観ないと見逃すかもしれない。

 

聖地巡礼で盛り上がる岐阜県飛騨市

『天気の子』2

 

『天気の子』に瀧たちが登場することからもわかるように、『君の名は。』の公開から3年が経過したが、『君の名は。』は、なお大きな影響力を持っていることがうかがえる。
『君の名は。』の舞台地である飛騨市役所観光課の横山さんに話を伺ったところ、『天気の子』の公開と合わせて『君の名は。』の聖地巡礼の観光客が再び増加しています、と語る。

 

作中で瀧とその友人たちが三葉を探しに行くシーンの舞台地となった旧落合バス停(現在は待合室が残るのみ)には飛騨市役所が「ノート」を置いている。このノートが置かれている旧落合バス停は最寄りの駅から徒歩で20分ほどかかる位置にあるにも関わらず、今でも多くのファンが訪れている。
旧落合バス停には日本からだけではなく、中国や台湾など多くの観光客が訪れ、置かれているノートに作品に対する思いを綴っているが、一番多いメッセージはやはり「お前は誰だ!?」だ、とのこと。
ノートは現在で15冊目となり、今でも多くのファンが訪れアニメの雰囲気を楽しんでいる。
また、三葉が住む糸森町の関連書籍を探すため、瀧と奥寺先輩、それに司たち三人が訪れた図書館でも、『天気の子』の公開の影響を受けて来場者が増加しているとのこと。図書館の駐車場で写真撮影をしているファンも多い。

 

新海誠監督の作品は風景をリアルに、そして美しく描写するので、そのアニメの舞台地に人を惹きつける魅力がある。今後『天気の子』の舞台地でも聖地巡礼で多くの人が訪れるはず。

 

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