この夏に行きたい!ユネスコ世界ジオパーク・島原半島の絶景3選!
リモートワークにオンライン授業、リモート就活にオンライン会議。家にいることが格段に増えた昨今だが、家にずっといるだけでは気がふさぐ。気分転換にスマホやパソコンの画面から少し離れて大自然と触れ合うのも、たまにはいいかもしれない。日本には、国際的に価値が認められた地質遺産だけが冠する「ユネスコ世界ジオパーク」として9地域が認定されている。北海道から熊本まで、都心からのアクセスは良いといえないが、それは大自然の宿命だろう。今回は9つのうち一つである「島原半島」に紹介を絞りたい。ユネスコ世界ジオパークにはそれぞれテーマがあり、まとめて紹介するのは難しいからだ。島原半島ジオパークのテーマは「人と火山の共生」。雲仙火山の噴火によるたび重なる災害や、火山が生み出す恵み、復興を通じて形成された人とのつながりなどを楽しみながら学ぶことができる。
1.千々石断層(ちぢわだんそう): 長崎県雲仙市
千々石断層は、島原半島の雲仙市にある。プレート運動の結果生じた割れ目がおよそ2kmに渡って続き、美しい砂浜が弓なりに広がっているのが特徴。防風林としての役目を果たしている青松と、白い砂浜のコントラストは圧巻の一言で、日本自然百選、白浜青松百選にも選定されている。海岸端の高台に置かれた千々石展望台(観光センター)からは、日本景観百選の地に選ばれた見ごたえのある景色が広がっている。硬い岩盤の「ひび割れ」である活断層が放つ大自然の凄まじさを感じることのできる絶景スポットだ。
千々石展望台
〒854-0403 長崎県雲仙市千々石町丙
2.平成新山展望園地:長崎県島原市
平成新山展望園地は、長崎県島原市を走る「島原まゆやまロード」(長崎県道207号沿い)にある展望地だ。ここからは、平成2年11月に198年ぶりに噴火した雲仙普賢岳の溶岩によって形成された溶岩ドームを眺望することができる。溶岩ドームは溶岩が冷えて固まったことにより形成され、その容積は東京ドーム84杯分にも及ぶという。近くには平成新山ネイチャーセンターがあり、雲仙火山の歴史や成新山の誕生、平成新山を観測するシステム、火山と共生する動植物の生態などを学ぶことができる。
平成新山展望園地
〒855-0077 長崎県島原市南千本木町 島原まゆやまロード沿い
3.雲仙地獄: 長崎県雲仙市
最後に紹介するのは、雲仙地獄。雲仙地獄とは白い土(温泉余土)におおわれた一帯を指し、高温の温泉と噴気が轟音とともに噴出し、湯けむりを立たせる様子が恐ろしげな地獄の景色に見えるということからこの名称がついたと言われている。この「地獄」の数は実に30カ所ほどにもおよび、「雲仙地獄めぐり」は島原半島の人気行程になっているらしい。その他にも地熱や噴気を体感できる「雲仙地獄足蒸し」という休憩所や、地獄の蒸気を使って蒸しあげている温泉たまごを販売している、「雲仙地獄工房」、周辺の地獄を見学しながら温泉卵を楽しめる「雲仙地獄見台」などがあり、五感で楽しめる観光スポットなっている。
雲仙地獄
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙
大自然に触れ合うことは、リラクゼーション効果も期待できる。オンライン生活で日頃ため込んだストレスを解消するために、島原半島に関心を持ってもらえれば幸いだ。
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