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2023.06.24

広瀬すず、菅田将暉、人気アイドルグループの「聖地」に! ロケ地カフェが人気の理由

東京・神田にあるブルーノート・ジャパンがプロデュースする隠れ家カフェ「Cafe, Dining & Bar 104.5」(以降、104.5)が、いま話題を呼んでいる。

きっかけは映画やドラマの「ロケ地」になったこと。有名俳優やアイドルが訪れたお店がファンの間で話題になる例が多々あるが、104.5の人気の理由はそれだけではない。「作品の世界を疑似体験したい」「あこがれの有名人に近づきたい」といった、ファン心をつかむ「おもてなし」に魅了される客が続出しているのだ。

 

俳優目当てで来た人がリピーターに

記憶に新しいのは、昨年放送の広瀬すず主演のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(2023年1月クール)。劇中では、広瀬すず、Alexandrosの川上洋平が104.5に訪れた。店内には川上のサインが飾られており、タイミングが良ければ二人が座った席も案内してもらえるという。

 

 

ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』でキャストが座った席

本作のほかには、映画『花束みたいな恋をした』(2021)で菅田将暉と有村架純、ドキュメンタリー『ボクらの時代』でアニメ『鬼滅の刃』の声優陣、CMでKAT-TUNが訪れるなど、幅広いジャンルで使用され多くの人の「聖地」となっている。

実際にカフェに訪れた人からは、「好きな俳優が訪れたので来ました。スタッフの対応が良いし、料理もおいしい」「ロケ地になった席に案内してくれて嬉しかった」「ほかのメニューも気になるので、次回は家族と訪れたいです」といった声が上がっているという。聖地巡礼が目的で訪れた人を「また来たい」と思わせるような仕掛けが成功しているといえる。

104.5の店長・中居昇吾さんは、

「好きな俳優さんや作品をきっかけに訪れた人が、食事や雰囲気を気に入ってリピーターになってくれることもあります。一過性のブームに留まらせず、来た人が店のファンになってくれることを目指して、これからもロケ誘致に取り組みたいと思っています」

と話す。ロケ地になったことをどう活用するか、企業や地域の取り組みにによって効果は全然違ってくるようだ。

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