Netflix、バラエティー、日向坂46のMV…… 綾瀬市がロケ地マップ発行
数々の映像作品の風景を彩ってきた、神奈川県綾瀬市のロケ地マップが12月に発行された。
ロケ地マップではNetflixシリーズ『御手洗家、炎上する』や日向坂46のMV「ガラス窓が汚れてる」、市内オールロケで撮影されたABEMAのバラエティー『お笑いストリートファイト』など、バラエティーに富んだここ数年のロケ実績を掲載している。ほかにもロケ地の目印・ロケ地看板の設置場所や、ご当地グルメ「とんすきメンチ」の販売店など「聖地巡礼」に行きたくなる情報が満載だ。
ロケを始めて10年間の取り組み
「ロケ地で楽しめるまち」をキャッチコピーに掲げる綾瀬市の歩みは、10年前から始まった。
2014年に「綾瀬ロケーションサービス」が発足。本格的にロケの受け入れを開始し、撮影を支える地域住民団体「あやせ市ブタッコリ~ロケ隊(ブタロケ隊)」も結成された。
翌15年にはドラマ『コウノドリ』で綾野剛と小栗旬が座り、綾瀬市役所中庭のベンチが「聖地」として話題となった。この頃には「イケメンが集まる街」としてメディアで取り上げられるなど、撮影実績が世に知れ渡ってきていた。
そして17年にはロケ地看板が初めて設置される。2023年度もMV「ガラス窓が汚れてる」(日向坂46)、ABEMAのバラエティー『お笑いストリートファイト』のロケ地看板が設置され、現在市内に設置されたロケ地看板はなんと24基(期間限定含む)にも上る。
19年には初の綾瀬オールロケ映画である、地域発信型映画『ルーツ』が制作された。本作は沖縄国際映画祭に出品され、レッドカーペットには綾瀬市の関係者らも参加。劇中にはご当地グルメ「とんすきメンチ」も登場し、作品を通じてまちの魅力を発信した。
その後、21年に東名高速道路の横断幕のキャッチコピーを「ロケ地で楽しめるまち 綾瀬市」にリニューアル。
今後も綾瀬市は、ロケを通じた市の認知度アップや、「聖地巡礼」を目的とした観光誘客、綾瀬市民のシビックプライドの醸成を目指す。