【おいシネマ】名匠・山田洋次監督の最新作 映画『TOKYOタクシー』

倍賞千恵子と木村拓哉の豪華共演で贈る山田洋次監督の最新作、映画『TOKYOタクシー』が明日、11月21日(金)に全国で公開される。東京の名所が次々と登場する本作。撮影当時93歳の名匠・山田洋次の新たな挑戦が詰まった奇跡と希望の物語をぜひ劇場で。
あらすじ
ごく平凡な日常を送るタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)。娘の入学金や車検代などの頭を悩ませていた。そんなある日、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送ることに。最初は互いに無関心だった二人だが、次第に心を許したすみれは浩二に寄り道を依頼。様々な場所を巡りながら、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が、偶然出会った二人の人生を大きく動かしていく…。
注目ポイント
①山田洋次監督が盟友・倍賞千恵子と、『武士の一分』以来19年ぶりにタッグを組む木村拓哉を迎えて描く、人生讃歌の物語。終活に向かうマダムを乗せ、タクシーは東京の名所を巡る。郷愁の残る下町から雑踏の都心、そして煌びやかな夜の横浜へ。登場する風景には、昭和・平成・令和と街の移り変わりを見てきた監督の思いが込められている。観客はいつしか同じタクシーに乗り合わせた気分で、二人の旅路に引き込まれていく。
②次第に明らかになっていくすみれの壮絶な過去。彼女の生き様を描くためには避けて通れない、痛ましい回想シーンは山田監督にとって新しい挑戦でもあった。「性的な接触のある場面も登場するため、山田組としては初めてインティマシー・コーディネーターを起用し、撮影をサポートしてもらいました。93歳(撮影時)にしてなおチャレンジし続ける監督の、新境地を見てもらえると思います」とPD。
③物語は、『男はつらいよ』シリーズの舞台・柴又から始まる。言わば山田組のホームグラウンドだ。PDは「当初は違う場所の予定でしたが、山田監督と倍賞さんが組むならスタート地点は柴又帝釈天しかないと思って。地元の方からも『山田組が戻ってきた』と温かく歓迎してもらえました」と語る。
ロケ隊の食事会場や控えの場になったのは、『寅さん』でおなじみの団子屋「高木屋老舗」。木村さんも名物の団子をしっかり味わっていたそう。
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