大井川
三村新之丞(木村拓哉)と島田(坂東三津五郎)の果し合いのクライマックスシーンの舞台として選ばれたのは静岡大井川の河川敷。撮影は1月中旬にもかかわらず好天で暖かすぎて、山田洋次監督のイメージにあった状況にならなくて苦労したとのこと。
幕末に生きる武士の名誉と夫婦のきずなを描いた作品。下級武士の三村新之丞(木村拓哉)は、妻の加世(檀れい)とともに幸せに暮らしていた。藩主の毒見役である新之丞は、ある日毒にあたって失明してしう。さらに信じていた妻が上司である番頭の島田(坂東三津五郎)密会していたことを知り、絶望のなか離縁を決意した新之丞。愛する妻を奪われた悲しみと怒りを胸に、彼は島田に“武士の一分”を賭けた戦いを挑もうと決意する。 ロケ地には大井川のほか、滋賀県の彦根城なども使われた。
ロケーションジャパン18号P2「檀れいインタビュー」