あの絶景は何位にランクイン? 思い出のロケ地ランキング発表!
もうすぐ秋の行楽シーズン。絶景ブームの昨今だが、ドラマや映画の舞台となったロケ地にも美しい風景はいっぱい出てくる。そこで雑誌『ロケーションジャパン』では、20代~60代の男女3000名を対象に、風景が印象的で心に残っている作品についてアンケートを実施。「思い出のロケ地ランキング」をまとめた結果、上位にはそれぞれ納得の名作が並んだ。
1位:ドラマ『北の国から』シリーズ/北海道・富良野
2位:ドラマ『3年B組金八先生』シリーズ/東京都足立区・荒川の土手
3位:映画『幸福の黄色いハンカチ』/北海道・夕張
4位:映画『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』(尾道三部作)/広島県・尾道
5位:ドラマ『Dr.コトー診療所』/沖縄県・与那国島
6位:ドラマ『あまちゃん』/岩手県・久慈
7位:ドラマ・映画『踊る大捜査線』シリーズ/東京都・台場
8位:ドラマ『東京ラブストーリー』/東京都・渋谷区ほか、愛媛県・松山
9位:映画『テルマエ・ロマエ』=栃木県・那須町ほか
10位:映画『男はつらいよ』シリーズ=東京都・葛飾柴又ほか
1位に輝いたのは、各世代から圧倒的な票を集めた『北の国から』の富良野。大自然の中での父子の生活を長期ロケで描いた連続ドラマは、82年にスタート。ロケ地の富良野は「こんな美しい自然があったのか」と注目され、今では北海道を代表する観光地のひとつに成長した。こちらは景色として純粋に美しい、絶景と呼べる舞台を持った王道の思い出ロケ地だ。
一方、2位の『3年B組金八先生』は、繰り返し観た映像が脳裏に刻みこまれたパターンで、30年以上にわたるシリーズのオープニングで映し出された金八先生の歩く荒川の土手が、一点突破でランクイン。土手の風景自体は何の変哲もない日常的なものながら、そのイメージはドラマの感動と密接に結びつき、老若男女、年代を問わず回答に挙げた人が多かった。
3位は『幸福の黄色いハンカチ』に登場する、夕張市の炭坑住宅。北海道を舞台にしたロードムービーであるこの作品は、道中の各場面で映し出される風景も大変すばらしい。それでも観た人の心に鮮烈な印象を残しているのは、ハンカチがはためく感動の夕張のラストシーンだろう。
これら名作のロケ地には、作品の世界観を楽しみに訪れる観光客“ロケ地スト”に向けて、撮影時のセットが保存されていたり、ロケ地MAPが用意されていたりと、迎える側が対応している場所がいっぱいある。この秋、あなたも心に残っている絶景を求めて、ロケ地を訪ねてみてはいかがだろう。
(ロケーションジャパン10月号)