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2022.01.15

ユニークな絵馬は八重と頼朝の運命に由来 『鎌倉殿の13人』ゆかりの地・音無神社が女性に向けてPR

本日放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。番組後のゆかりの地の紹介で、八重姫と源頼朝が逢瀬を交わした場所として静岡県伊東市の音無神社が紹介された。音無神社は伊東市内にある小さな神社。縁結びや安産の神様として人気なだけでなく、毎年11月に開催される「尻つみ祭り」というユニークな大会が開催される場所で、地元の人にも人気の神社だ。

そんな音無神社には、女性が好む縁結びの神社なだけあって、ハート型の絵馬が用意されている。ハート型の絵馬は“縁結び”をうたう神社では昨今よく見かけるようになったが、この絵馬には一風変わった仕掛けが。ハートの中央には同じくハートの切り込みが入り、願い事が全文読めないような仕掛けになっているのだ。

 

ハートの中身が抜ける理由は?

音無神社の敷地内には頼朝と八重についての逸話が解説された看板がたっている。

中身が抜ける理由は、八重姫と源頼朝の悲しい運命に由来している。伊豆に流刑になった源頼朝と伊東祐親の娘・八重姫は恋に落ち、この神社で逢瀬を交わしていた。しかし、『鎌倉殿の13人』にも描かれている通り、伊東祐親の怒りに触れ2人の仲は切り裂かれてしまう。この絵馬にはそんな二人の悲しい恋の行方をもとに、「願ったご縁が頼朝と八重姫のように切り裂かれないように」という願いが込められている。願い事を書いたら、外側の部分は神社に、真ん中は自分で持って帰る。そうすることで誰かに願いを知られて邪魔をされることもなく、叶うまで自分の中に大切にしまっておける、という意味があるのだそう。

 

ガッキー効果&インスタ映えで話題に!?

ハート型絵馬は東海館・伊東駅内観光協会案内所で購入できる。(600円/1個)

伊東市はこのような写真映えする取り組みや、今回の大河ドラマで新垣結衣が八重姫を演じることをきっかけに、若い女性が音無神社に関心をもつチャンスと捉える。伊東市観光課職員は「一風変わったハート型の絵馬は先日伊東市が行った女性向けのモニターツアーの中でもとても好評でした。新垣結衣さんが演じる八重姫ゆかりの地ということでSNSでも投稿を見かけるので、これを機に、多くの方に関心をもってもらえたら嬉しいです」とコメントする。

 

ハート型の絵馬は伊東観光協会駅前案内所、東海館で販売している。ゆかりの地巡りとともに、八重と頼朝の恋愛成就を叶えた神社で、ご縁をいただくのもいいかもしれない。

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