大ヒット公開中の映画『永遠の0』をディープに楽しむ! イベント全国各地で
現代の青年が第二次世界大戦時に特攻で戦死した祖父の足跡をたどる物語、映画『永遠の0』。12月21日に公開され、早くも興収44億円(1月13日時点)を突破。大勢の感動の涙を誘っており、全国のロケ地や物語にゆかりのある地域で行われている関連イベントも大反響を呼んでいる。
ゼロ戦にゆかりのあるまちであることから、劇中で実際に使われたゼロ戦の実物大模型機を展示している大分県宇佐市の平和資料館では、昨年6月29日にオープンして以来大勢の人が訪れていたが、映画公開後16日間で2,123人と、公開後はさらに勢いづいているという。宇佐市教育委員会の弘中正芳さんは「中でも20代から40代の比較的若い世代が増えています。特に女性の割合が、映画公開前と比べると3~4倍に! 映画をきっかけに、宇佐に興味を持ってもらえるとうれしいですね」とコメント。
ほかにも、見逃せないイベントやスポットはまだまだある。ロケ地になった旧筑波海軍航空隊史跡(茨城県笠間市)は筑波海軍航空隊記念館として期間限定オープンし、当時の筑波海軍航空隊の司令部や号令台などを見学できる(5月6日(火・祝)まで)。愛知県豊川市の民俗資料館では、劇中にレプリカで登場する三脚付双眼鏡の本物を展示(1月15日(水)~3月30日(日))。青森県三沢市の青森県立三沢航空科学館では実物のゼロ戦の主脚タイヤや特攻隊員の飛行服(レプリカ)などが見られる(2月2日(日)まで)。埼玉県所沢市の所沢航空発祥記念館では撮影で使われた小道具や撮影秘話等のパネル展(1月31日(金)まで)、岡谷スカラ座では長野県諏訪市での撮影風景のパネル展を実施…etc.
来年、戦後70年を迎える。その前に、本作とゆかりのイベントを巡って平和について考えるきっかけにしてみては。
写真は宇佐市平和資料館にある実物大の零式艦上戦闘機21型模型。コクピットを上から見学できる。
監督:山崎 貴 原作:百田尚樹「永遠の0」(太田出版)
出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央 ほか
配給:東宝 12月21日全国東宝系でロードショー ©2013「永遠の0」製作委員会
http://www.eienno-zero.jp