映画『クローバー』古澤健監督×武井咲さんインタビュー PART.1【ロケ地・ホテル編】
武井咲さんと関ジャニ∞の大倉忠義さんがキュートで胸キュンな恋模様を繰り広げた映画『クローバー』。そのDVD発売を記念して古澤健監督と武井咲さんインタビュー! 今回はその第1弾です!
ホテルで働く平凡なOL・沙耶とイケメンで仕事ができるドSな上司・柘植がドキドキハラハラ、でもキュンキュンな恋を繰り広げ、二人の展開は働く女性の恋のバイブルに!
華やかなホテル業界が舞台の本作は、なんと撮影も実際のホテル!
施設のリアル感はもちろんのこと、武井さんはホテルマンとしてのあり方や実際の動きを学び、演技に活かす機会も多かったそう。
3回に渡ってご紹介するインタビュー。今回はホテルでの撮影中の出来事をお聞きしました!
映画館で見逃した方も、1回観た方も、お家でゆっくりDVDでチェックしてみては?
本物の環境で芝居ができたことに感謝しています
――ロケ地になった浜松市の印象はいかがですか?
監督:何度も参加してくれるエキストラの方や差し入れを下さる方とか…皆さん協力的で縁の下の力持ちのように支えてくれました。皆さんが『クローバー』という映画を楽しみにしてくれているのを実感しました。
――沙耶と柘植が勤務する“ホテル東洋”のロケ地になった“オークラアクトシティホテル浜松”でのシーンが印象的です。
古澤監督:物語の舞台がホテルなので撮影はホテルでしたいと思って探しました。“オークラアクトシティホテル浜松”は撮影だけではなくホテルで働く方の仕草や言葉遣いなどをチェックしていただいたり、わからない部分が出てきたら相談させていただいたり。
「やりたいようにやっていいよ」と全面的に協力していただきました。
ホテルから差し入れで頂いた2階のパン屋さんのラスクも本当においしかったです。
クランクアップの時にホテルの担当の方に「営業中に無理を言って迷惑をお掛けしました」と言ったら、「私は撮影中はこのホテルの従業員ではなく、古澤組の一員でした」と仰っていただいて泣きそうになりました。
――撮影中は宿泊もされていたんですよね?
古澤監督・武井:そうですね。
武井:滞在中にホテルの方にお願い事をしてお部屋に届けていただいたことがありました。私…覗き屋なので(笑)ホテルの方の対応を覗き穴から覗いちゃったんです。
早く出なかったのは失礼なんですが、まずドアが開く前から笑顔で凄くきれいな姿勢で立っていてらっしゃって。そして「ありがとうございます」と受け取ってドアを閉めた後も覗いたんですけどドアの外で一礼していたんです。それが凄いなあ、素晴らしいなと思って。誰も見ていない場所の行動が、身になったり誠意として人に伝わるのだと、とても勉強になりました。ホテルの裏側を知る機会はなかなかありませんが、参考のために裏側にもお邪魔させていただきました。
やっぱり本物の環境で芝居ができることはとても貴重ですし、芝居もしやすかったです。本当に贅沢なロケだったなあ、と本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
――ホテルの人たちのサービス精神をご自身に落とし込んだ演技ができたんですね。
武井:そうですね。それこそ、作品でも実際に荷物を運ぶシーンもありました。ホテルは接客だけじゃなく裏側でもさまざまな役割の方がいて、それだけの方が動いてくださっているからこそスムーズに食事をしたり、宿泊ができるのだとわかりました。
実際のホテルで撮影されたからこそ、ホテル業界の裏側やホテルマンの動きをリアルに感じることができる本作。その点に注目して観るとより作品を楽しむことができるかも!
次回PART.2は、浜松市内でのロケ地エピソードをご紹介しますのでご期待ください!
映画『クローバー』豪華版DVD
出演:武井咲、大倉忠義(関ジャニ∞)、永山綾斗、夏菜、上地雄輔 ほか
発売・販売元:TCエンタテインメント
価格:6,264円(税込)/発売中
©2014「クローバー」製作委員会 ©稚野鳥子/集英社
(ストーリー)
有名ホテルで働く新人OL鈴木沙耶(武井咲)は、初恋の人が忘れられない恋愛オンチな女の子。職場では超イケメン&仕事もできるが、性格がドSな上司・柘植暁(大倉忠義)に毎日叱られてばかり。でもその柘植から、いきなりの告白!? 戸惑いながらも会社には内緒で交際を始める2人だったが、沙耶の初恋の人・ハルキ(永山綾斗)や、柘植に猛アプローチを仕掛ける社長令嬢・栞(夏菜)が現れる…。