ロケーションジャパン88号（7月15日発売号）は、「夏のシーンと、旅列車」特集。

列車のシーンは、数々の映画やドラマで物語を彩っている。
日常の中の通学シーン、楽しい旅のシーン、田舎から上京するシーン、実家に帰省するシーンなど……。
それぞれシチュエーションは異なるものの、誰にでも共感できるシーンがあるのではないだろうか。

そこで、ロケーションジャパンでは、この夏行きたい列車旅をピックアップ。
この夏の旅先候補に入れてはいかが？

まず、夏旅で忘れてはならないのが映画『サマーウォーズ』の上田電鉄 別所線。
健二（声：神木隆之介）が信州上田へ向かうために乗った電車が、上田電鉄別所線の「丸窓電車まるまどりーむ号」だ。
作品に登場した車両は5月に引退したが、現在は新車両が走行し、作品同様に、丸窓から美しい田園風景を眺めることができる。

また、切ない恋の物語で話題になった、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で、南山高寿（福士蒼汰）が福寿愛美（小松奈々）と出会った場所として重要な役割を果たすのが、叡山電鉄 叡山本線。

ロケが行われた宝ケ池駅では、撮影に使われたベンチに福士さんと小松さんがサインを残しており、ファンの聖地巡礼場所として人気のスポットとなっている。

他にも映画『スウィングガールズ』の山形鉄道 フラワー長井線、映画『阪急電車　片道15分の奇跡』の阪急電鉄 今津線、そして映画『僕達急行　A列車で行こう』のJR九州 筑肥線など、夏に乗りたい電車が目白押しだ。

列車は最も身近で特別な移動手段のひとつであり、それだけに、物語の主人公の感情を自分の経験に重ね合わせることができる。

この夏の旅先を探している方は特に、ロケーションジャパンをチェックしてほしい。
きっと行きたい旅先が見つかるはず。

上田電鉄 別所線／写真提供：上田電鉄株式会社