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2019.09.13

一般非公開の姫路城の渡櫓でも撮影!星野源主演『引っ越し大名!』

藩の窮地(引っ越し)を救うのは、引きこもり侍!?
『超高速!参勤交代』の土橋章宏原作『引っ越し大名!』が犬童一心監督、主演・星野源で映画化、いよいよ公開となった。

幕府からの度重なる「国替え」の命に、姫路藩はすっかり疲弊していた。そこへ新たに「国替え」の命が下る。前任の「引っ越し奉行」はすでに亡くなっており、そのノウハウは失われていた。そこに白羽の矢が立ったのが、書庫番で人付き合いが苦手な引きこもり侍・片桐春之介(星野源)。春之介は前引っ越し奉行の娘・於蘭や幼馴染みの源右衛門(高橋一生)の力を借り、「引っ越し」に乗り出すことになるが…。

 

 

土橋章宏×犬童一心監督の実写映画化となれば、俄然注目度も高い。
プロデューサーの矢島孝氏に本作の撮影秘話を聞いた。

 

撮影には物語の舞台である姫路城が使われたという。一般公開されていない渡櫓が登場するが、姫路城でこの場所を使っての撮影は初めて。当時の床板などが現存しており、本物ならではの重厚感が描き出されている。

 

また、春之介らが歌い踊る「引っ越し唄」の振り付けは、狂言師の野村萬斎さんが監修。犬童一心監督の『のぼうの城』の縁で声をかけたという。事前練習の時間がとれずぶっつけ本番の撮影となったが「皆さん、ビシッと決めていただいた」と矢島プロデューサーは振り返る。

 

引きこもり侍・春之介と、前引っ越し奉行の娘・於蘭。正反対の性格の二人のキャスティングの決め手は「ギャップ」。春之介には「この人しかいないと思った」という星野源さん。対して於蘭には高畑光希さんがキャスティングされた。当初、矢島プロデューサーは「高畑さんは年齢的に少し若いかもしれない」との第一印象だったそうだが、見事、姉さん的な雰囲気を演じきり、スタッフを驚かせた。原作の土橋章宏さんは最初から高畑さんをイメージしていたということで、ギャップがありながらも「なるほど」というキャスティングだったという。

 

この映画は、引きこもり世代の若者が口うるさい年上世代をうまくあしらいながら一大プロジェクトを成し遂げていく物語。その姿は現代の若者にも通じるところがある、と犬童一心監督も考えているそうで、矢島プロデューサーも「時代劇ファンはもちろん、そうではない方にも楽しんでいただきたいと思います」と語る。

 

星野源演じる春之介らが、いかに実現不可能と思われる一大プロジェクトに挑戦していくのか、劇場で確認を!

 

 

『引っ越し大名!』
監督:犬童一心
キャスト:星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、小澤征悦、濱田岳、松重豊
(C)2019『引っ越し大名!』製作委員会
http://hikkoshi-movie.jp/

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