今年度輝いた地域とエンタメはこれだ! ロケーションジャパン大賞、2月18日に都内で受賞作品・地域を発表
「ロケーションジャパン大賞」は、この一年に放送・公開された映画・ドラマの中から、最も地域を盛り上げた作品と、その作品をサポートした地域に送られる賞。
第11回の今回は2019年12月から2020年10月31日までに放送・公開された作品が対象となり、全30作品・53地域がノミネートされた。ノミネート作品の中には、連続テレビ小説『エール』の舞台となり注目を浴びた福島県福島市や、愛知県豊橋市、またドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』のロケ地、島根県松江市などがランクイン。これらの作品を約6,000人の一般アンケートと4つの指標に従い、有識者が審査した結果をもとにしてポイント化。その合計点でグランプリ、準グランプリ、特別賞3賞の全5賞が決定される。
受賞作品と地域は2月18日(木)にリーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)にて行われる授賞式の中で発表される予定だ。
例年300人以上の関係者が集まり、授賞式後には各地域が自慢のご当地グルメを来場者に披露するレセプションパーティーも行われるロケーションジャパン大賞。昨年は映画『翔んで埼玉』の武内英樹監督や原作者の魔夜峰央氏などが駆け付けた。第11回の今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、リモート中継などを用いた縮小版の開催が検討されているとのこと。ノミネートされた地域はそれぞれがこの機会を生かそうと、地元メディアや住民などに働き掛け、情報の拡散に努めている。
2020年からの1年間は多くのイベントが中止に追い込まれた。特に、物産展などリアルな場所へ赴き、PRの機会を得てきた地域は、まちの魅力を知ってもらうための機会を多く失ったことになる。ロケーションジャパン編集部の編集長・山田氏は、コロナ禍での地域PRについてこう語る。「ライフスタイルの変化で人々の関心が地方に向いている一方で地域のPRの場は枯渇しています。映画やドラマのロケ地になり、さらにこのロケーションジャパン大賞に選ばれることで、メディアなどに取り上げられ、少しでも多くの人に知ってもらう機会を一緒に作り出していけたらと考えています」。
コロナの中でも前向きに取り組む地域に、要注目だ。
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「ロケーションジャパン大賞」
主催:ロケーションジャパン編集部
受賞作品:毎年2月頃、ノミネート作品の中から、一般アンケートによる支持率と、4つの指標をもとに決定。
■選考基準:下記4つの指標をもとにポイント化して算出し、有識者による審査によって決定。
①支持率…6,000名を対象にした一般アンケート結果による。
②ロケ地行楽度…作品の世界観が楽しめるか
(ロケ地マップの有無、語り部がいる、ツアーの有無 ほか)
③撮影サポート…地元のロケ協力度、住民の理解
(ロケ支援組織の有無、撮影リピーターの有無、撮影窓口の一本化、ロケに対する住民の理解度 ほか)
④地域の変化…観光客の増加 経済効果 CM換算効果
(作品による経済効果、作品にまつわる商品の誕生、エキストラの登録状況、メディアへの露出 ほか)
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