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2021.03.24

日本アカデミー賞優秀作品賞の『浅田家!』監督が語るロケ地の魅力とは

第44回日本アカデミー賞で優秀作品賞や優秀主演男優賞含め9部門に選考され、最優秀助演女優賞を黒木華が受賞した映画『浅田家!』。本作は他にも、第36回ワルシャワ国際映画祭 国際コンペティション部門最優秀アジア映画賞に選ばれるなど、その他多くの賞を獲得。「第11回ロケーションジャパン大賞」ではグランプリに選ばれている。

「第11回ロケーションジャパン大賞」『浅田家!』×三重県津市がグランプリを受賞!

 

阿漕浦海岸の防波堤灯台(三重県津市)

阿漕浦海岸の防波堤灯台(三重県津市)

 

こうした作品性の高い物語の中で、背景となるロケ地は作品にどう作用するのか。コロナ下で地域経済の落ち込みが声高に語られる中、映画やドラマといったコンテンツにより地域にスポットが当たることに注目が集まっている。本作のロケ地となった三重県津市をみてみると、ロケ地紹介をした市のホームページへの閲覧数が通常の300倍にものぼり、多くの観光客が訪れるといった効果が見られたという。映画『浅田家!』の中野量太監督は、2月18日に行われたロケーションジャパン大賞の授賞式で「映画はいろいろなものに支えられてできている。キャストもスタッフもそうだが、いちばん大きな土台は、ロケ地である」と映画製作におけるロケ地の大事さを語った。さらに、ロケ地である津市の魅力について海や町のロケーションの素晴らしさに触れ、作品のイメージが膨らんだという。

 

ロケ場所への制作陣の体験が、一層の作品づくりに一役買っているのは言うまでもなく、その地域の魅力の発掘に繋がったといえるだろう。これからも一つの作品をきっかけに、「エンタメ×地域」で全国のさまざまなスポットに光があたるのが楽しみだ。

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