『るろうに剣心 最終章』2作品がトップ2独占! 監督のロケ地に込めた思いとは?
『るろうに剣心 最終章』2作品がトップ2独占! 監督のロケ地に込めた思いとは?
第一作から10年の歴史に終止符を打つ『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日(金)ついに劇場公開となった。6月4日~6日の週末興行収入は最終章の2作品「The Beginning」と「The Final」がそろい、トップ2を見事獲得。
10年かけて「るろ剣」シリーズを手がけた大友啓史監督は「とにかく撮影がハード。それに前作から5年経っていることもあり、自分のキャリアを考えると戻っていいのだろうか、という葛藤もあった」と振り返る。だが「やるからには最高のものを!」という思いで制作に着手。スタッフ・キャスト一丸となって作り上げた「最終章 The Beginning」は、今や興行収入31億円を突破する勢いとなっている。
「ロケーションの力を信じる」と常に語る大友監督は、最終章の撮影にあたり、日本全国43カ所でのロケを遂行。なかでも印象に残っているというロケ地のひとつが、熊本県人吉市だという。縁の印象的な登場を飾る「人吉機関車庫」について「こういう雰囲気の場所はなかなか見つからず、見つけた時は『これだ!』と感動した」と熱く語る。新たな聖地にはファンが多く訪れ、人吉市の担当者は「昨年7月に豪雨で被災した人吉駅だが、多くのファンから復興へのあたたかいメッセージを送っていただいている」と教えてくれた。
また、監督はシリーズ全作で登場する滋賀県への思いもひとしおだ。
「神谷道場周りは何としてでも10年前と同じ場所(滋賀県)で撮りたかった」と監督はこだわりをみせる。滋賀県の担当者もその熱い思いを受け入れ「全ての『るろ剣』ロケで関われたことが誇り。コロナ明けにファンの皆さんに来てもらえればと、ロケ地マップも発行しました」と語ってくれた。(ロケ地マップは滋賀県の各ロケ地や県内映画館5カ所、道の駅などで配布)
『The Final』に続く『The beginning』の公開で、一層『るろ剣』が盛り上がること間違いなし! ロケ地やその場所への監督の思いを知って、映画を楽しんでみて!
(監督プロフィール)
大友啓史(おおとも・けいし)
1966年生まれ、岩手県出身。90年NHK入局後、09年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。11年に独立し『るろうに剣心』シリーズをはじめ、『プラチナデータ』(13)『ミュージアム』(16)『億男』(18)など話題作多数。
(作品情報) 映画『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』 監督・脚本:大友啓史 原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)『The Final』出演:佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、伊勢谷友介、土屋太鳳、三浦涼介、音尾琢真、鶴見辰吾、中原丈雄、北村一輝、有村架純、江口洋介/全国公開中『The Beginning』出演:佐藤健、有村架純、高橋一生、村上虹郎、安藤政信、北村一輝、江口洋介/全国公開中 (C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会 |