いよいよ公開!妻夫木聡&長澤まさみ出演 日本で撮影した大人気中国映画が世界記録樹立
妻夫木聡、長澤まさみらが出演している日本を舞台にした中国映画が今、アジアを中心に世界中から注目を浴びている。
7月9日から全国で公開される『唐人街探偵 東京 MISSION』は、中国での公開後たった4日間で興行収入30億元(約490億円)という記録を叩き出し、全世界オープニング興行収入で全世界歴代1位を樹立した。この金額は、日本国内の興行収入トップの映画もいまだ達成していないというから驚きだ。
この作品は中国の大ヒット映画シリーズ『唐人街探偵』の3作目で、天才探偵コンビが世界中の街を舞台に謎解きをするミステリー。今回は妻夫木聡、長澤まさみ、染谷将太、鈴木保奈美ら日本の名だたる俳優がスクリーンを飾り、東京の名所が続々と登場する。中には、”日本らしさ”をデフォルメした、コメディ要素満載のクスっと笑えるシーンも。
この歴史的なヒット作の日本での撮影は、2019年に3か月にわたって行われた。その製作費は、日本国内の撮影だけでなんと31億円。例えば主人公と犯人が対峙する重要なシーンで渋谷のスクランブル交差点が登場するが、そのセットは足利の競馬場跡地に建設したものだ。なんとその費用だけで、日本の映画1本を作れてしまうほどの金額なのだそう。
また、空港のシーンは名古屋の国際会議場がロケ地に。たくさんの空港スタッフが繰り広げる激しいアクションシーンを撮影している。他にも特殊なクレーンやカメラでの撮影、2千人ものエキストラなど、桁違いの豪華なシーンの数々が楽しめる。
チェン・スーチェン監督は日本が好きだそうで、作品を通して日本文化がとても美しく描かれているのが印象的。中国では、日本人キャストの演技に感動したという声が多いそうだ。
この作品のように、日本を舞台にした作品のオファーが世界中で増えている中で、日本が外国作品のロケ対応をスムーズに行うことがとても重要な課題となっている。インバウンド需要を狙い、文化庁はハリウッド作品のロケ誘致を呼び掛けるなど、色々な働きかけを始めている。
その取り組みの大きな成功例ともいえるこの作品は、今後アメリカやヨーロッパでの公開も予定しており、コロナ禍の終息後に日本が観光客で賑わう一つの大きな要素になりそうだ。
■主なロケ地
東京 秋葉原中央通り、新宿歌舞伎町 シネシティ広場(ゴジラ前広場)、浜離宮恩賜庭園、東京タワー周辺、虎ノ門・アンダーズ東京、蒲田、北区のマンション、ヤマノ美容専門学校(代々木)、レインボーブリッジ、東京健康安全研究センター(新宿)
愛知県 名古屋国際会議場、名古屋市役所
栃木県 宇都宮市(オリオン通り オリオンスクエア 東武デパート屋上)、五十部町競馬場跡地 オープンセット(足利スクランブルシティスタジオ)
埼玉県 龍Q館(春日部市)、深谷シネマ(深谷市)、埼玉市役所、埼玉高速鉄道
兵庫県 姫路市、書寫山圓教寺、亀山御坊本徳寺、神戸市内
神奈川県 横浜中華街
千葉県 ナリタア747ハンガー(成田市)
群馬県 大理石村ロックハート城
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■公開情報
映画『唐人街探偵 東京 MISSION』
出演:ワン・バオチャン、リウ・ハオラン、妻夫木聡、トニー・ジャー、長澤まさみ、染谷将太、鈴木保奈美、奥田瑛二、浅野忠信、シャン・ユーシエン、三浦友和
監督・脚本:チェン・スーチェン
(C)WANDA MEDIA CO.,LTD. AS ONE PICTURES(BEIJING)CO.,LTD.CHINA FILM CO.,LTD “DETECTIVE CHINATOWN3”
配給 :アスミック・エース
7月 9日 (金) 全国ロードショー
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