愛と幸せに溢れたロケ弁あり!愛知県幸田町
2021年春(※2021年5月29日(土)放送終了)に放送された、大地真央主演のオトナの土ドラ『最高のオバハン 中島ハルコ』。恵比寿で超人気美容クリニックを経営するスーパーレディ・中島ハルコ(大地真央)が、弱小出版社の編集者・菊池いづみ(松本まりか)を舎弟のように扱いながら、世の悩みや不正を忖度ナシの毒舌でバッサリ斬り倒していく痛快エンタテイメントだ。原作からのファンに加え、ドラマを通じてハマった人も多く、シリーズ化を期待する声が続出している。
本作の5月22日放送回では、愛知県額田郡幸田町を舞台に、町おこしグルメイベントで盛り上がる第7話が放送された。愛知県幸田町は実在するまちでロケに全面的に協力を行った。雨降らしのシーンでは地元の消防団も撮影に参加し、消防用ホースで大規模な雨を降らせるなど、東京では予算や撮影場所の関係で絶対にできない本格的な撮影が実現した。
こうした徹底したロケ受け入れ態勢はもちろん、演者・撮影隊からとりわけ好評だったのが“ロケ弁”だ。大地・松本ともに「これまでのロケ人生で一番」と感嘆したというエピソードが、その特別感を物語っている。
このロケ弁を作った地元の飲食店「長命うどん」の星本さんに、ロケ弁のこだわりをインタビューした。
星本さん
「おもてなしの心を込めて、目でみて楽しめる・満足できるロケ弁を目指しました。また、食べて安心できるものを心掛けています。保存料などの使用はせずに、一品一品手作りで対応していますし、材料にはできるだけ幸田町産の食材を使用しています。肉は夢やまびこ豚、野菜には西洋風カリフラワーといったものです。色の強い野菜には老化防止・免疫力を高める効果もあると言われているので、冬の撮影に使用しました。ロケ弁を出したときにスタッフが喜ぶ顔を思い浮かべて、仕入れから担当しています。」
そのほか、スタッフの構成(年齢・男女構成)をみて、男性が多いのであれば肉を多めにボリューム感を出し、女性が多いときはヘルシーな野菜多めにするなど、臨機応変な対応もありがたいポイントだろう。まさしく愛知県幸田町らしく、愛と幸せのおもてなしに溢れたロケ弁だ。
まもなく実りの秋。形が毛筆に似ていることから筆柿と名づけられた幸田町の名産の筆柿・野菜・ブドウ・イチジクなども収穫を迎える。演者陣も撮影の合間に堪能したという幸田の名産を楽しむならこの機会だ。
東海テレビHP「最高のオバハン 中島ハルコ」
放送概要
原作「最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室」
「最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!」 林真理子(文春文庫刊)
脚本 西荻弓絵(「SPEC」シリーズ 「民王」「妖怪シェアハウス」「本日は大安なり」他)
監督 大谷健太郎 金子与志一 渋谷未来
制作 東海テレビ ジ・アイコン
幸田町ロケーションサービス
自然や田畑、住宅や町並みなど田舎のリアルな生活空間が撮影できる町