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2018.02.28

『あまちゃん』だけで終わらない!岩手県久慈市の終わらない勢い

2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』をきっかけに久慈市は劇的に変化! 社会現象にまでなったドラマ放送終了から4年。普通は映画やドラマのブームは一過性で終わることが多いが、久慈市は違う。久慈市民の勢いは継続中だ。

ロケ地になった5市町村と関係団体の計32団体で結成された「北三陸『あまちゃん』観光推進協議会」は「あまちゃんハウス」やロケ地看板の設置などを継続。更に東日本大震災から復活した三陸鉄道や、地元の名産品を使った多くの活動を行っている。中でも国内最大の産出を誇る「琥珀」の活動が目覚しい。

 

 

久慈市は、琥珀の商業採掘が行われている国内唯一の地域であり「久慈市」の琥珀は有名だ。琥珀は、太古の木々の樹液が長い時間をかけて化石化した天然樹脂の化石で、久慈産の琥珀は約9000万年もの時が経過していると推測されている。連続テレビ小説『あまちゃん』の登場人物・勉さんが洞窟で掘っていたことも追い風となり、平成29年度は商工会議所が中心となった「平成29年度地域力活用新事業∞プロジェクト」による「琥珀のアクセサリーづくり体験」「琥珀坑道見学&琥珀採掘体験」など、観光客が楽しめる仕掛けづくりも行い、世界的に貴重な琥珀を活用した新商品開発とPRを行っている。本事業では地元事業者と連携や、琥珀の専門家を招いてワークショップを開くなど、琥珀の地域ブランド化への取り組みも継続的に進めている。

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久慈市内には久慈市算出の琥珀だけを使用して、さまざまなアクセサリーを加工している工芸工房もある。その中の一つ、「上山琥珀工芸」では販売しているのはすべてオリジナルの商品。社長自ら秘密の山奥にある坑道で琥珀採掘をしており、久慈の琥珀の特性を活かした製品作りを続けている。オススメの久慈市産出の琥珀がついた「アマリンミサンガ」は『あまちゃん』にも登場しているので、見た事がある人も多いだろう。

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そんな久慈市が、琥珀とロケで街歩きを楽しめるマップを発行する。『あまちゃん』ロケ地の聖地の紹介とアクセスがドラマの写真付きで楽しめる上、久慈の琥珀情報も満載。久慈を歩くならぜひ入手したいマップだ。

 

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太陽を思わせる黄金色をした琥珀は、「運気アップ」や「招福」などの石言葉もあるとか。新春を前に新しいことを始めたい方は、聖地巡礼方々、久慈の琥珀に触れてみてはいかが?

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