【大九明子監督インタビュー】ジャルジャル・福徳秀介 原作映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

ジャルジャル・福徳秀介の恋愛小説を実写化した映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』が7/25(金)よりPrime Videoで見放題独占配信中。
ここでは、大九明子監督に伺った”作品の注目ポイント”や”ロケ地”についてのインタビューを公開!
あらすじ
冴えない毎日を送る大学生の小西(荻原利久)は、誰とも群れない桜田(河合優実)のことが気になっていた。
勇気を出して話しかけ、出会って間もないとは思えないほど仲良くなるが、突然、桜田が姿を消してしまう。
監督インタビューより
●映画の注目ポイント
①不器用同士ながら、ある共通点から一気に距離を縮めていく小西と桜田。そんな二人を演じた荻原利久と河合優実に対し、監督は「それぞれが混じり合うのではなく、”個”として存在してくれていたからこそ、小西と桜田の関係性が成立したのだと思います」と話す。
②小西たちが通う大学のシーンは、原作者・福徳秀介の母校・関西大学(千里山キャンパス)の全面協力で撮影が行われた。「学食に屋上があり、そこに桜の木が植えられているのですが、とても不思議な空間で、周囲と慣れ合わない小西と桜田にふさわしい場所でした」
●福徳秀介氏による原作 心をひかれた点は?
「小西に片思いするさっちゃん(伊東蒼)の告白シーンが印象的でした。告白の長ぜりふが何ページにもわたって書かれていて、その感覚が面白く、映画でも絶対に描きたいと思いました。 実際、脚本の段階からさっちゃんの登場シーンが増え、撮影現場でも彼女のファンがたくさんいました」
●監督自身が発見したロケ地があったとか?
「小西がバイトをしている『七福温泉』ですね。脚本を書いているときに、Google Mapで見つけました。外観がとてもすてきで、大学から徒歩圏内にあることも気に入りました。 ただ、撮影するには少し中が狭かったので、内部は京都市伏見区にある『宝湯』さんをお借りして撮影しました」
●オススメのロケ地の楽しみ方
「リアルな距離感で撮影したい」という監督の意図のもと、小西たちが訪れる場所は大学から徒歩圏内にある関大生なじみの店で撮影された。 「『CAPE COD』は関西大学の正門前にあり、福徳さんが学生のときには劇中の「サクラ」と同じ白い犬がいたそうで、お店の方も「サクラにそっくり」と喜んでくださいました。二人が訪れる喫茶店『フォージュロン』もそこから徒歩で行けるので、ロケ地探訪を楽しんでいただけるとうれしいです」
現在、映画はPrime Videoで見放題独占配信中!
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【作品情報】
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』全国公開中
原作:福徳秀介『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館刊)
監督・脚本:大九明子
出演:萩原利久、河合優実、伊東蒼、黒崎煌代、安齋肇、浅香航大、松本穂香、古田新太
製作:吉本興業、NTTドコモ・スタジオ&ライブ、日活、ザフール、プロジェクトドーン
製作幹事:吉本興業
制作プロダクション:ザフール
配給:日活
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会