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2025.03.07

【第3回新潟国際アニメーション映画祭】 世界中の“アニメ”が 今年も新潟に大集合!

「世界中で日本のアニメが注目され、作品の舞台となった地域に“聖地巡礼”に訪れる国内外のファンは年々増加。先日発表された「第15回 ロケーショジャパン大賞」でも劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』×北海道函館市がグランプリを受賞、アニメ作品の影響力はますます高まっている。

 

そのアニメ・マンガの発展に地域で取り組んでいるのが新潟。新潟県は水島新司、赤塚不二夫、高橋留美子、魔夜峰央、和月伸宏、八神ひろき、しげの秀一、 長井龍雪ら多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出。新潟市では、2012年から10年間「マンガ・アニメを活用したまちづくり構想」を実施し、「がたふぇす(にいがたアニメ・マンガフェスティバル)」や「にいがたマンガ大賞」など継続的なイベントも行われている。

 

3月15日(土)には世界初の長編アニメーション中心の映画祭として、またアジア最大のアニメーション映画祭として新潟市で行われる「第3回新潟国際アニメーション映画祭」が開幕。20日(木・祝)までの6日間にわたってさまざまなプログラムが開催される。

映画祭のメインである長編コンペティション部門には、28カ国・地域から69 作品のエントリーがあり12作品がオフィシャル作品に選出。国内外のアニメーションのトレンドを紹介する「世界の潮流」は、「アジアの風」「戦争と平和」「ロトスコープの現在」「新潟とアニメーション」の4つのテーマで作品が選ばれている。

 

映画祭の開幕を告げる「イベント上映」オープニング作品には押井守監督の『イノセンス』が決定。「オールナイト:日本のアニメCGその転換点」では2001年に世界公開された日米協力のフルCGアニメ『FINAL FANTASY』(監督:坂口博信)が久々にスクリーン上映される。日本のみならず世界の映画・アニメーションに多大な影響を与えてきた偉大な監督を取り上げる「レトロスペクティブ」部門では今 敏監督を特集。『PERFECT BLUE/パーフェクトブルー』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』『妄想代理人』他、監督が原画や演出で関わった映画、TVアニメなど貴重な作品も上映予定だ。

 

 

Ⓒ2001 千年女優製作委員会

 

また、技術的貢献に対するアワード「大川博賞・蕗谷虹児賞」では、革新的なスタジオに授与する大川博賞に、『窓ぎわのトットちゃん』『化け猫あんずちゃん』『とびだせ!ならせ!PUI PUI モルカー』で挑戦的な企画を次々に打ちだすシンエイ動画、蕗谷虹児賞に『ルックバック』の押山清高氏(作画)、井上俊之氏(作画)、木村絵理子氏(音響監督)、『僕のヒーローアカデミア』『ハイキュー!!』シリーズなどを手がける林ゆうき氏(音楽)が決定している。

 

新潟県出身の長井龍雪監督は『空の青さを知る人よ』の上映に加えトークショーも実施。吉浦康裕監督・岩浪美和音響監督とともに佐渡を巡る聖地巡礼バスツアーが企画されるなどファンが絶えない『アイの歌声を聴かせて』は両氏の舞台あいさつ付きで上映される。その他にもトーク付き上映やトークイベントなどが開催されるので、ぜひプログラムをチェックしてほしい。この機会にアニメとゆかりのある新潟を訪れてみては。

 

©2019 SORAAO PROJECT

 

 

©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

 

 

 

 

「第3回新潟国際アニメーション映画祭」

会期:2025年3月15日(土)~20日(木・祝) 6日間

会場:新潟市民プラザ、新潟・市民映画館 シネ・ウィンド、T・ジョイ 新潟万代、新潟日報メディアシップ 日報ホール、開志専門職大学(シンポジウム・展示)

チケット:【基本料金(上映のみ)】大人:1500円/学生:1000円/高校生以下:500円

【上映+トークショー】大人:2000円/学生:1500円/高校生以下:1000円 ほか

公式サイト:https://niigata-iaff.net/

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