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2022.03.25

【あなたに 推し☆ドラ】“底抜けに明るい学園ドラマが見たい!”

ドラマ解説者ならではの鑑賞ポイントで観る、
読者の属性にマッチングする、おすすめのドラマ3作品とそのポイントを解説します。
このコラムをきっかけに、運命の「推し」ドラマに出会えるかも。

 

今号のテーマ:底抜けに明るい学園ドラマが見たい!

 

1作目:ドラマ『愛しあってるかい!』(1989年、フジテレビ系)

「底抜けに明るい学園ドラマ」で真っ先に挙げておきたいのが、『愛しあっているかい!』(1989年、フジテレビ系)。主人公教師・日色一平(陣内孝則)の「愛しあってるか~い?」に生徒たちが「イエーイ!」と返す陽気なやり取りがウケにウケた。当時はまだ「教師は尊敬されるべき」というムードがあったが、それをぶち壊すような一平の教師像は痛快。同僚の甲斐拓実(柳葉敏郎)は実直、不破誠(近藤敦)はオシャレなキャラだが、ともにノリは抜群だった。生徒と友達同士のように接し、同じ目線で笑い、悩み、恋する様子は、当時ファンタジーだったが、今ではリアルにアリなのかもしれない。

 

一平たちの相手となる女子高には教師役で小泉今日子と藤田朋子、生徒役で田中律子と和久井映見らが出演。最終話のサブタイトル「クリスマスは愛と涙と感動だ!」を見ても、青山周辺が舞台ながら、いかに明るくおバカで浮かれた作品であるかが分かるだろう。「今の時代こそ、一平のようなリーダーがいてほしい」と感じるのではないか。

 

特筆すべきは、当時26歳の野島伸司作品であること。その後、野島は純愛モノや衝撃作を連発していくが、これほど突き抜けて明るいドラマは当作だけだ。主題歌の小泉今日子版「学園天国」も見事にハマった。

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