NHK松江放送局の開局90周年を記念して制作された『島根マルチバース伝』。第１回目の放送(2024年3月1日(金))が時間帯視聴率今年度１位（県内のNHK放送において）を獲得するほどの注目作品となっている。

放送に先駆け、2月26日(月)には島根県へキャスト・スタッフを招いて完成披露会見が開催された。ロケーションジャパンでは作品や会見での様子、ロケ地となった島根の魅力を2本立てでお届け！

2月29日(木)掲載の第一弾『ドラマで沸く！　ステキな“縁”に出会える島根へ★』に続き、第二弾となる今回は舞台となったロケ地・島根の魅力をたっぷりご紹介！！

―自然も文化も多彩な島根県

島根県は日本海に面した自然豊かな地域で、海、山、湖に洞窟まで幅広く楽しむことができる。県内の様々な場所に花にまつわる施設や鑑賞スポットがあり、１年中どの季節も色鮮やかな花に触れられることは魅力的だ。また、国宝の出雲大社や世界遺産の石見銀山といった有名な文化的スポットも多数あり、縁結びの聖地やパワースポットとしても人気を博している。

県内各地で撮影された本作にはそんな島根の魅力的なロケーションがたくさん！

自然たっぷりの景色から、観光名所、地元では馴染みのあるホールまで、物語とともに地域色を感じることができる。

作品を通して、あなたの“行ってみたい島根のスポット”を見つけるのもおすすめ！！

―キャストがおすすめしたい島根のロケーションは？

島根のおすすめのロケーションは？の問いに対し、桜庭ななみさんは自身が演じるひかりの実家がある大根島を挙げた。

大根島は牡丹と高麗人参が有名な人気観光スポットでもある。

桜庭さんは今回が初めての島根だったそうで、気候も暖かくお気に入りとのこと。

特に大根島で地元の方がキャストとスタッフに振る舞ってくださった“しじみ汁”が絶品で何度もおかわりしたと嬉しそうに話してくれた。作中では自身がしじみ汁になる？！シーンがあるそうで、「すごくツボなのでぜひ注目して欲しい」と笑いを誘った。

一方、“みせや”の店主を演じた佐野史郎さんは島根県・松江市出身。

郷土を舞台にしたドラマができたらと長く考えていたそうだ。今回、念願の地元・島根での作品だったということもあり、「（ドラマを見て）終盤だったかな？不覚にも根が熱くなるというか、涙がにじみそうになりました。」と熱い思いを語った。

そんな佐野さんのおすすめスポットは宍道湖に沈む夕日。幼少期から変わらず一番美しいと感じる景色なのだそう。

宍道湖を一望できる場所での撮影もあったようなので、ストーリーとともに佐野さんおすすめの景色も楽しみたいところである。

また、「島根の魅力的なロケーションが映っているので、聖地巡礼していただければ」とロケ地スト（ロケ地を巡る人）に向けて嬉しいメッセージも！

―島根のみなさんからも嬉しい声が続々！

ロケ地だけでなく、キャスト・エキストラとしても参加して下さった島根のみなさんの協力なくしては完成できなかった本作。

地元での撮影サポートに尽力した松江商工会議所にあるフィルムコミッション担当の中村さんによると、１回目の放送（2024年3月1日（金））終了後から「地域発の魅力あるドラマ」「知った人々、知った場所、知ったお店で楽しかった」「島根県民や地方出身者は共感できる」などと嬉しい声が続々と上がっているそうで、地元の作品としてすでに多くの方に愛されていることが伝わってきた。

100名のエキストラを募集した際にはあっという間に枠が埋まり、普段は少ない“家族での参加”もみられたのこと。そのような島根のみなさんの熱量に答えたい！とエキストラ全員が映るよう何度も工夫して撮影が行われたそうで、「（制作側の）そういった心遣いが嬉しかった」と参加者も大満足の様子だった。

また、県内のバスやデジタルサイネージでの広告に加え、キャスト・エキストラ自身からの宣伝も広がり、第１回目の放送は見事、時間帯視聴率今年度1位を獲得した。（県内のNHK放送において）

本作を通して、島根のみなさんの協力的であたたかい様子や地元愛も伺うことができたのではないだろうか。

ストーリー、キャスト、そしてロケーションと島根の魅力がたっぷり詰まった『島根マルチバース伝』。

物語が終わったその時には、島根に魅了されていること間違いなし！

次のおやすみは画面を超えて“島根”に会いに行こう♪

＼＼先日の放送をお見逃しの方にも第2回目放送のチャンスが！／／

■放送予定：

第1回：2024年3月1日（金）午後7:57～8:56（放送済み）

第2回：2024年3月22日（金）午後5：00～5：59

制作：NHK松江放送局