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2024.06.13

アジア最大級の国際短編映画祭で受賞!映画『空の港のありがとう』清水美砂、片岡凜、成田国際空港社長が考えた“成田国際空港の魅力”に迫る

本日行われたショートショートフィルムフェスティバル & アジア2024「Branded shorts of the Year」にて観光映像大賞観光庁長官賞を受賞した地域映画『空の港のありがとう』(製作:成田空港地域映画製作委員会/吉本興業株式会社)。

成田市出身のYuki Saito監督がメガホンを取り、成田国際空港内での騒動を通して“ありがとう”の大切さを思い出すグランドハンドリングスタッフとその家族の姿を描いた。空港で働く人々や成田市の風景を丁寧に映し出した本作は、成田国際空港の人材確保や成田市の活性化に繋がる映画として現在注目されている。

今回は本作の主演・清水美砂と共演・片岡凜、ロケ地となった成田国際空港株式会社・田村明比古代表取締役社長に映画製作を通じて見えてきた成田国際空港や成田市の魅力を詳しく聞いた。

 

――本作は成田国際空港でメインロケが行われたということですが、清水さんが撮影を通して感じた“成田国際空港の良さ”はどこですか。

清水美砂さん

清水「成田国際空港は本当に国際色豊かですよね。常に新たな出会いがあり人が集まって様々なエネルギーを発している。あの空気感はとても居心地がいいと感じます。加えて成田国際空港は人間の成長する場としても最高だと思っていて。グローバルな面もそうですが、映画にもあるような予測できないハプニングが多々起こる中でも皆さんポジティブなところがいいですね。私自身成田国際空港を頻繁に利用していたのですが、帰ってくるたびにほっとします。あの感じが私は本当に大好きでこういうところって他になかなかないなと思いますね」

 

――さすがは日本を代表する“空の玄関口”ですね。では皆さんが本作を通して成田国際空港について再発見したことなどはありますか。

清水「私はこれまでインフォメーションセンターに行く機会がありませんでした。でも実際に自分がグランドハンドリングスタッフを演じてみて、こういう仕事だったんだという発見がいくつもありました。例えば、しっかりお客様への対応マニュアルもありましたし、地上スタッフの方の英語力も素晴らしくて。劇中で娘の美空が“海外に行かなくてもここでもできるじゃん”と言っていますが本当にそういう思えるぐらいのいい環境ですよね」

片岡「逆に私は普段利用することがほとんどないので、撮影前までは空港が生活とかけ離れているイメージでした。でも実際に撮影する中で、将来に向けてこういうことをやってみようという挑戦を後押ししてくれる場だなと感じました。あとは日常的すぎて逆にできなかったことも空港という場所に行くと少し気持ちに変化が生じるというのは私の中で新鮮でした」

田村「現場で働くスタッフは実際にたくさんの外国のお客様を温かく迎え入れて快適な旅を支援しています。それが今回のような映画になり、いろんな方からありがとうと言われているのを見ると、改めて地上スタッフの方の重要性を再認識しますね。本作を見て“成田国際空港で働いてみたい”と思ってくれる人が増えたら嬉しいです」

 

――今回は成田国際空港だけでなく成田市の観光地もロケ地として登場します。片岡さんは今回の成田市ロケを通して印象に残った出来事などありますか。

片岡凜さん

片岡「成田山表参道のお団子屋さんをお借りして撮影していたのですが、とてもいい匂いがして。劇中で食べるシーンはなかったのですが映像外で思わず頬張ってしまいました(笑)。あとは人生で一度も鰻を食べたことがないのですが、近くの鰻屋さんからも香ばしい香りがして思わず反応しました。鰻は結局食べ損ねたので今度プライベートで食べに行こうと思います」

 

――ぜひ人生初の鰻は成田市で食べてほしいところです。田村社長にもお聞きしたいのですが本作が公開されるにあたり一番期待していることは何ですか。

田村明比古代表取締役社長

田村「空港の雇用対策ももちろんありますが、前提として“成田国際空港”を知っていただき、そこで働く方々の働きぶりを見ていただき、そういう方が多く住んでいる“成田市”という街を知っていただくというのがあります。その結果として地域の活性化や空港での雇用に繋がれば嬉しいです。成田市を知っていただくことで旅行者も空港利用時だけではなく “成田空港周辺にもいいとこがあるから見てみよう”と訪れる方が増えてくればいいなと思います。それこそ片岡さんのように鰻も食べていただきたいですし(笑)。成田周辺には他にも日本の原風景を感じさせる自然や古い町並みなども沢山あるのでどんどん知ってもらいたいです」

 

――本作は多くの人に“成田国際空港”そして“成田市”を広めるいいきっかけになりそうですね。それでは最後に、成田国際空港で現在働いている人やこれから働きたいと思っている方へのメッセージをお願いします。

清水「“空港で働くこと”に対して「大変そう」と負のイメージを持つ方もいるかもしれません。でも見方を変えれば厳しい環境に身を置くことは「人としての成長に繋がる」と思っています。成田国際空港は国際色豊かな中で成長でき、日本人として改めて日本を感じる場所でもあります。厳しい世界にあえて足を踏み込み成長するのもいいのではないでしょうか」

片岡「空港は人生の背中を押し、新しい発見をさせてくれる場所だと思います。今回撮影を通して、“こんな場所で働けたら本当に素敵だろうな”と思いました。映画を見ていただき少しでも多くの方に空港のお仕事について興味を持っていただければと思います。本作で航空業界を盛り上げるお手伝いが少しでもできていれば嬉しいです」

田村「日本は島国だからこそ、今後経済成長していくためには海外の国々と繋がってないと国自体が成り立たちません。そういう意味で航空業界は日本を支える産業だと思うんですね。そんな航空業界を支えている空港ではいろんな職種の人が働いている。本作を通して航空業界の仕事がものすごく大切でやりがいもあるということを知っていただければありがたいですし、我々空港もこれから活動を知っていただく努力を続けようと思います」

 

――ありがとうございました。
聞き手:ロケーションジャパン編集長 山田実希

 

【地域発信型映画『空の港のありがとう』】
出演:清水美砂 、片岡凜、松野晃士、矢柴俊博、遠藤かおる、寺内ゆうき ほか
監督・脚本:Yuki Saito 音楽:堤裕介
制作・配給:吉本興業株式会社
製作:成田空港地域映画製作委員会 吉本興業株式会社

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