夏に向けてパワーチャージ!ヨメナカセナおニク!
暑い夏を元気に乗り切るには、スタミナをつけようとガッツリお肉を食べる人もおおいのでは。しかし、一括りに「お肉」といえど、カルビ・ハラミ・タン、の他にも部位は多種多様。さらに、焼肉やステーキ、ハンバーグといった一般的なメニューから、ちょっと変り種メニューまで、飽きずに満足できることできる。今年の夏は、初めて食べるお肉に挑戦して、楽しく食べて夏バテ知らず!
岡山県の北部にある津山市は独自の牛肉文化を色濃く残すまち。古くから姫路と松江を結ぶ出雲街道が通る重要交通拠点であった津山市は、農耕用や輸送用の牛が売買される地であった。江戸時代には仏教の戒律により牛肉を食べるのはご法度だったが、津山藩では滋養強壮のために牛肉を食べる「養生食い」が根付いていたために、特別に牛肉食が許可されていた。これが、現代まで続く津山の牛肉文化の原点だ。
津山の牛肉文化で特に有名なのがホルモンだ。干し肉やそずり肉など独特な食べ方が数多くあるが、その中でも食べてほしいのが「ヨメナカセ」と呼ばれる部位。一般的にはハツモトと呼ばれる心臓付近の太い血管壁のことで、「下処理が大変で嫁が泣く」ことが名前の由来と言われている。コリコリとした食感が特徴的で、焼いたり揚げて天ぷらにしたりして食べるのが地元流らしい。
そんなヨメナカセを津山市内で提供する「お好み焼き 三枝」。三枝の店長の上山さんは「さっぱりした味わいのヨメナカセはお酒のアテにぴったりで、同じく津山の名産であるホルモンうどんと併せて食べるのがおすすめ。今なら店内のメニューがテイクアウト可能なので、お家で地元の味を楽しんで!」と紹介してくれた。
暑い夏こそ、ガッツリ肉を食べてスタミナつけたいと考える人は注目。津山に足を運んだ折には、ぜひこの「ヨメナカセ」を味わってほしい。
お好み焼三枝(みえ)
〒708-0002 岡山県津山市上河原441-5
TEL/FAX 0868-23-3972