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インタビュー&コラム

バルセロナ日記

LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記

【チーズのふるさと!
スイスの高原のチーズ工房で伝統の味を楽しむ旅】

 

こんにちは!今回は連休を利用して、バルセロナからスイスへ旅行してきました。
バルセロナから飛行機で1時間30分。国連ヨーロッパ本部などで知られるジュネーヴに到着です!バルセロナよりもひんやりと涼しく、空気が澄んでいる印象です。こちらは国連ヨーロッパ本部の前にある「壊れた椅子」という作品。

 

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そして、ジュネーヴからさらに1時間30分。中央ヨーロッパで2番目の大きさを誇り、フランスとの国境もあるレ・マン湖に沿って電車に揺られていきます。車窓からは、雄大な山々とたくさんの牛たち!

 

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レ・マン湖の東端から北側へ登った山岳地帯に、グリュイエールという小さな町があります。

 

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ここは、チーズフォンデュの材料として知られる「グリュイエールチーズ」が名産品。
この町の周辺のチーズ工房で、たくさん製造されているんです。チーズ好きの私にとっては、まさに憧れの土地!周囲には美しい山々がそびえています。この山々が安定した気候と豊かな土壌を育んでいるそうです。

 

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今回は、そのグリュイエールの町からさらにバスに15分揺られたところにある「モレゾン村」というところにやってきました。

 

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バスが到着したのは、モレゾン山の中腹、標高1136メートルのあたり。涼しく爽やかな風が吹き抜ける高原が広がっています!アルプス山脈が遠くに霞んで見え、まるでハイジが迎えにきそうです。

 

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訪れたチーズ工房「フロマジェリ・ダルパージュ・モレゾン」(Fromagerie d’Alpage Moléson)はこちら。

1686年に建てられたという山小屋で、チーズ職人のおじさんが朝早くからチーズ作りをしています!

 

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春と夏には、新鮮なミルクを使ってここでチーズを作ります。薪を焚いて大きな鍋にミルクを入れ、低温でじっくり温めながら固めていくという、昔ながらの製法で作るチーズの実演も見ることができます。

こちらは、煮たミルクを木型に入れ、押し固めるところ。

 

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夏が終わると、ミルクをたくさん出した牛たちは山を下りて、平地で静かに暮らし、また来年の春に備えてゆっくりと過ごすそうです。
この伝統的な暮らしを、この村の人々は中世から伝承してきており、今もその伝統を守り続けているそうです。
工房の少年が、出来上がったチーズを出荷するために、ひとつずつ丁寧に運んでいます。伝統を守りながら、村に住む家族達が大切に作っているチーズが世界中に届けられる、その一部分を見ることができ、感激のひとときでした。

 

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さて、グリュイエールチーズを使った料理として有名なのは、チーズフォンデュ!
工房を見学したあと、グリュイエールの町でチーズフォンデュをいただきました。

 

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グリュイエールチーズを、エメンタールチーズなど他の種類のチーズとブレンドし、白ワインで煮込んだものに、ポテトやパンをからめます。あつあつのチーズのコクが口いっぱいに広がる、絶品の味でした!

グリュイエールチーズは、日本でも手に入れることができます!ぜひ、スイスチーズの味を試してみてくださいね。
 


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