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LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
街中がバラと本であふれる記念日! サン・ジョルディの日

4月23日。この日はバルセロナがあるカタルーニャ州にとってとても重要な「サン・ジョルディの日」です。

この日は、男性が女性にバラの花を、女性が男性に本をプレゼントするというならわしになっているんです。

 

サン・ジョルディは、中世からカタルーニャ地方の守護聖人の名前。ある国の王女がドラゴンにさらわれてしまったところを、サン・ジョルディが助けに行きドラゴンを倒して女を救ったという伝説があり、その時に流れたドラゴンの血から赤いバラが咲いたことから、女性にバラの花を贈る習慣ができたそう。

女性が男性に本を贈るというのはまた諸説あるそうなのですが、昔スペインの識字率が低かったことから、本を贈るならわしを作ったともいわれています。この日はたまたま日曜でしたが、曜日に関係なく4月23日に行われるイベントです。

 

少し前から、街には「日曜はサン・ジョルディの日!」という看板が立っていたりして(これくらいのスペイン語は読めるようになりました)、本屋さんも花屋さんもなんとなくソワソワしている感じなので、「バレンタインデーのようなものか!」と思っていました。この日が来るまでは…。

 

地元の人に、「とにかくとても盛り上がるから日曜は外に出てみて!」と言われ、朝9時半に外出。

すると、マンションのエントランスの前にバラの花を持った男性が立っているではありませんか!彼は、このマンションに住んでいる誰かを待っているようで…バレンタインデー的なイベントにありがちなシチュエーションは世界共通だなぁと微笑ましくなりながら、いざ街歩き。

すると、まだ朝なのに道のいたるところにバラの花や本の出店が出現していたんです!

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さらに、駅の前のちょっとした空き地には、ドラゴンの形をした子ども向けのトランポリンが登場!続々と子どもが集まってきます。これは、カップルだけのイベントではなさそうだ…!

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パン屋さんでは、ドラゴンの爪痕を表現する赤い縞模様がついた「サン・ジョルディパン」も売られています!パン屋まで参入しているとは。これは、ただ事ではない…!

この日は、市庁舎など普段公開されていない施設が無料で見学できるとあって、こちらもすごい行列。州全体の記念日なのだということを実感しました。行列に並ぶのは、日本人だけではないんですね…!

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各地でコンサートが開催されたりと、イベント盛りだくさんです。

ちなみに下の写真は、ウディ・アレンの監督作「それでも恋するバルセロナ」のロケ地にもなった「サン・パウ病院」の中にある広場。子供向けの無料コンサートが開催されています。

 

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午後にもなると、どこから集まったかこの人込み!!東京でもなかなか遭遇しないほどの大混雑です。しかもここ、普通の歩道です…。危ない!

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皆、露店の本屋で本を物色したり、バラの花を買ったり。まっすぐ歩けないほどの人の多さに、とても驚きました。大変なお祭り騒ぎです!

でもただの人込みと違うのは、街ゆく人々の手には、バラの花や本。そして、家族やカップル、友達連れの若者、老夫婦…本当に色々な世代の人たちがいます。これがとても素敵に感じました。

バルセロナの観光名所であるガウディ設計の「カサ・バトリョ」もバラのデコレーションで華やかに変身!

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夜、寝付く時間になっても、外では若者が大騒ぎ。日曜の夜だというのに…!

日本にサン・ジョルディの日はないけれど、プレゼントに本を贈るというのも素敵だなぁと感じた休日でした。

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