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インタビュー&コラム

巻頭インタビュー

映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』

ロケで気持ちは変わる
場所の力で錯覚もできる

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甘酸っぱいだけじゃない
重みのある恋愛を表現

EXILE、そして三代目J Soul Brothersのパフォーマーとして活躍する一方、主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、映画、ドラマと主演作が続く岩田剛典さん。
一方、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ各賞を受賞、来年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』への出演も決定している杉咲花さん。
この2人が共演する恋愛ドラマに期待が集まらないはずがない。

原作は有賀リエさんの大ヒットコミック『パーフェクトワールド』。大学時代に事故で障がいを負い、車イスの生活になった青年・樹(いつき)と、彼を一途に想うつぐみの物語だ。センシティブなテーマもはらむ本作のオファーを2人はどのように受け止めたのだろう。

「それこそがお引き受けした理由です」

岩田さんからは、こんな力強い答えが返ってきた。

「樹は、車イス生活を送っているだけでなく、合併症で命を失うリスクも抱えた存在。これは命の物語でもあります。甘酸っぱい恋だけに終わらず、重みのある恋愛の形を表現できる作品になる気がしました」

原作も読んだという岩田さん。「少女漫画を読んだのは初めて」と、やや照れ笑いしながら「でもグッとくるものがありました」と語ってくれた。

一方、そんな樹に高校卒業後初めて再会、高校時代の秘めた想いを再燃させる後輩のつぐみ役を演じたのが杉咲さんだ。役について

「車イスに乗っているとか乗っていないとかでなく、ただただ先輩のことが好きだから一緒にいたいと思っている女性。とにかくまっすぐで一途で健気。すごく尊敬できるし、思ったことを臆せず伝えられるところも含めて、素敵な女性だと思いました」

と、オファーを受けたときのことを振り返る。

実際の年齢差を考慮
先輩後輩の間柄に再設定

原作では、同級生同士の2人だが、映画では実際の2人の年齢差を考慮して、先輩後輩の間柄に再設定された。
初共演となる2人の間には最初少しぎこちなさもあったそうだ。

「大勢で踊っている姿を拝見することが多かったので、一人の岩田さんとお芝居でご一緒するのが不思議な感覚。緊張でドキドキでした」

と少し照れたように語る杉咲さん。そのコメント通り、岩田さんの杉咲さんに対する初印象は「物静かな人」だった。「最初はお互い緊張していたね」と岩田さんが杉咲さんに語りかけ、2人は顔を見合わせる。

そんな2人のクランクインは、付き合う前の樹とつぐみの美術館デートの場面。楽しげな2人の姿を追った長回しのシーンだが、その会話は音声としては使われない。樹とつぐみとしてアドリブの会話を続ける中で、互いの距離感をつかんでいった。
岩田さんをキャスティングしたプロデューサーは、岩田さんのもつ資質が樹のキャラクターにぴったりだと確信していたという。

 

(続きは本誌を御覧ください)

 

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■Story

インテリアコーディネーターの川奈つぐみは、高校時代の初恋の先輩・鮎川樹に偶然再会する。大学時代に事故に遭い、車イスに乗る生活を送る樹に戸惑うつぐみだが、建築士として前向きに生きる姿に再び想いを募らせていく。そして、そんなつぐみのひたむきな想いに、一生一人で生きていくと決めていた樹も次第に心を開いていくのだった。いくつもの壁を乗り越え、絆を深めていく2人がたどりついた結末とは・・・?

 

■作品詳細

映画『パーフェクトワールド君といる奇跡』

監督:柴山健次
原作:有賀リエ『パーフェクトワールド』(講談社「Kiss」)
出演:岩田剛典、杉咲花、須賀健太、芦名星、マギー、大政絢、伊藤かずえ、小市慢太郎、財前直見ほか

(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会
(C)2有賀リエ/講談社

2018年10月5日(金)ロードショー

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