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2019.12.26

映画『引っ越し大名!』をわが町の作品に!ロケツーリズムに取り組む兵庫県姫路市、そして淡路島

西の丸から(1)

映画やドラマ、アニメなどのロケを受け入れ、ロケ地を活用した観光振興など、地域活性の施策の一つとして注目を集める「ロケツーリズム」の取り組みを強化する自治体が年々増加傾向にある。

2019年も様々な作品が公開・放送され、ロケ地巡りが各地で活発に行われているが、中でもロケーションジャパンが注目するのが、映画『引っ越し大名!』のロケ地となった兵庫県姫路市と同県淡路島の取り組みだ。2市が地域内で連携してロケ受け入れを行い、公開後も積極的なプロモーションを実施することで公開後も継続的な誘客に繋げている。

 

姫路市は姫路フィルムコミッションが中心となって、官民一体の体制でロケを誘致。現在エキストラ登録者数は1500名越えのロケ受け入れ先進地域だ。

 

作品の舞台でもある姫路城でまさにロケも行われたことが話題になった『引っ越し大名!』だが、ロケ受け入れの際には窓口を一本化し、ロケハンの同行や商店街との連携を強化した。キャストの好みや監督の好きなお店をリサーチするなど、差し入れにこだわったおもてなしも、スタッフ・キャストの間で非常に評判が高かった。

 

姫路フィルムコミッションが中心となって映画が公開される半年前にパネル展を実施したり、初となる姫路城での先行上映会を行うなど、多くのイベントを実施して盛り上がりを見せた。

 

また、公開後のロケ地巡りの施策も積極的に行っている。

キャストの写真が写った看板設置や観光案内所へのロケ地マップの設置、そして姫路市公式キャラクターの「しろまるひめ」と映画のコラボレーショングッズの販売などにより、ロケ地巡り+αの楽しみ方を提案し、ファンの心を獲得しているのだ。

『引っ越し大名!』のもうひとつのロケ地である淡路島もロケ受け入れ対応力が素晴らしいと映像制作者の間で評判が高い地域で、これまで数々の作品が撮影されている。

 

ロケハンの同行やロケの立ち合いなど、地域内の連携が取れているため、『マッサン』や『あさが来た』、そして昨年は『まんぷく』など数々の連続テレビ小説のロケ地になっていることからも、評判の高さを伺うことができる。

 

 

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『引っ越し大名!』に話を戻すと、ロケは南あわじ市の「慶野松原」で行われた。

ロケ当日はロケ弁や炊き出しの協力などを行っており、淡路島の人気グルメである淡路島牛丼や玉ねぎスープはスタッフやキャストが非常に喜んでいたそうだ。

 

プロモーションにも力を入れており、作品のロゴ入りタマネギ袋やうちわのプレゼントを行ったり、特産のタマネギをモチーフにした映画のコラボポスターを島内外で展示するなど島ぐるみで作品のリリース実施している。島内で行われた「うみぞら映画祭」では、映画の告知とロケ地映像を合わせたスポット広告も上映され、作品をティプロモーションにしっかり活用している。

 

ただ「作品のロケ地になった」ではなく、作品の誘致から作品の公開・放送後にもいかに地域を盛り上げるかが重要であり、その点で姫路市と淡路島は、『引っ越し大名!』によるシティープロモ―ションに成功している自治体といえる。

姫路市と淡路島は、弊誌が主催する「第10回ロケーションジャパン大賞」に映画『引っ越し大名!』でノミネートしている。「受賞作品×地域」の発表は2020年1月15日に行われる。

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