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■エンタメ
2015.11.09

胸を刺すドキュメンタリードラマ 『犬に名前をつける日』

人はどれだけ動物の命に寄り添えるのか。犬の命をテーマに、動物愛護センターや東日本大震災の被災犬など4年に渡って追い続けた、小林聡美さん主演のドキュメンタリードラマ、映画『犬に名前をつける日』が東京・シネマスイッチ銀座ほかで公開されている。

監督の山田あかねさんはこれまでにも福島の被災犬を追ったドキュメンタリー『むっちゃんの幸せ~福島の被災犬がたどった数奇な運命~』や『生きがい 1000匹の猫と寝る女』など、動物をテーマにしたドキュメンタリー作品を発表し続けてきたが、今回のこの作品は5年前に飼い犬のゴールデンレトリバーを病気で亡くして悲しみに暮れていた時、先輩の映画監督に「犬の命」をテーマにした作品を作る事を促されたことがきっかけとなった。 

 

最初はビデオカメラを片手に友人のカメラマンと2人で日本中を周る日々、映画化も決まっていなかった。だが次第に協力者が増えていき、自身が手掛けたドキュメンタリーでナレーションを務めた小林聡美さんとの出会いを機に、小林さんを主演でドキュメンタリーとドラマを融合することを思いつき、公開までこぎつけた。

 

サブ2

 

ドキュメンタリーの現場では、とにかく「よく見る」ことが大切と語る山田監督。記憶から構築できる文章と違って、映像は記録しなければ残らないので、自分の感覚を信じて「今ここで起こっていることの本質」を「よく見る」作業の積み重ねだという。

 

サブ1

 

今作の難しい題材においてもそのレンズの先に「どんな悲惨な状況であっても、悲惨さだけに目をこらすのではなく」、常に「たくさんの希望」を見ようとしたと。名前のない犬たちを救おうと奮闘する人々を追った感動のドキュメンタリー。

 

映画『犬に名前をつける日』
http://inu-namae.com
シネスイッチ銀座ほかで公開中
©スモールホープベイプロダクション

 

 

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