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2021.12.10

乃木坂ファンの新たな聖地誕生!? 伊東・城ヶ崎海岸にロケ地看板を設置

ロケ地看板とは?

東京都調布市で映画『花束みたいな恋をした』のロケ地巡りをする女性

映画『君の名は。』をきっかけに2016年、「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた「聖地巡礼」。今や多くの人がニュースなどでこの言葉を耳にするようになったが、そんな「聖地巡礼」を活発化させ、ロケ地になった地域を盛り上げる自治体の取り組みのひとつに、「ロケ地看板」があるのをご存知だろうか。

ロケ地看板は映画やドラマ、情報番組などその場所が撮影に使用されたり、舞台になったことを示すもの。聖地巡礼を目当てに来た人はもちろん、ドラマや映画、アニメのファンがロケ地であることを知り、写真を撮影したり、SNSなどで発信するきっかけになることが期待されている。2021年に公開された菅田将暉、有村架純主演の映画『花束みたいな恋をした』でメインロケ地になった東京都調布市ではロケ地看板が3基設置され、県外からも多くの観光客が訪れたという。

 

静岡県伊東市に新たなロケ地看板を設置

そんな中、本日10日(金)、静岡県伊東市の城ヶ崎海岸に乃木坂46の『錆びたコンパス』MVのロケ地看板が設置された。『錆びたコンパス』は、乃木坂46の27枚目のシングル『ごめんねFingers crossed』のカップリング曲で、MVは映像ディレクター・大久保拓朗氏が監督。カラフルなワンピースに身を包んだメンバーが、伊東市をはじめとした伊豆半島の様々な場所を訪れ、思い出を記憶する様子を描いたロードムービー風の映像だ。

MVの中で城ヶ崎海岸は、メンバーが吊り橋を渡り、自撮りを楽しむ印象的なシーンで登場。ロケ地看板にはYouTubeで公式に配信されている『錆びたコンパス』の動画再生画面に繋がるQRコードが記載されており、それを読み取ればその場でメンバーがいた場所を動画と照らし合わせることができる。看板の設置により、乃木坂ファンにとっての聖地となるだけでなく、伊東市を訪れた観光客が「ロケ地になった場所」として城ヶ崎海岸をより楽しめる要素になるだろう。

 

静岡県伊東市でのロケ地看板の反響

大室山山頂に設置された『ゆるキャン△』のロケ地看板

ロケをきっかけとした地域の魅力発信に取り組んでいる伊東市がロケ地看板を設置するのはこれで2基目。2021年7月には、アニメ『ゆるキャン△』の聖地として、伊東市のシンボル・大室山にもロケ地看板が建てられた。

大室山リフトを運営する池観光開発の青木さんは「かなり多くの方が、看板の前で足を止めてくれている。『ゆるキャン△』の2月の映画化に向けても、作品を活用したPRの機運が高まっている中で、ロケ地看板を使用して舞台であることをオフィシャルにお客様に伝えることができるのはとても嬉しい」とコメント。2基目の『錆びたコンパス』ロケ地看板にも、城ケ崎海岸を訪れた観光客のSNSなどへの発信に期待が集まる。

 

ロケ地看板は、全国的に見るとまだまだ数は少ないが、これから増えていくことが予想される。というのも、映画やドラマの公式SNSなどでロケ地が明かされることも増え、情報の伝達も早く、作品ファンのロケ地に対する関心が高まっているからだ。今後ロケ地看板がどのようなムーブメントを起こすのか、注目だ。

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