『翔んで埼玉』で一躍注目!自宅で楽しみたい埼玉県ロケの映画やドラマ
昨年の映画『翔んで埼玉』(出演:GACKT、二階堂ふみ)の大ヒットで一躍全国から注目を浴びることになった埼玉県。
『翔んで埼玉』以外にも、実は多数撮影されている埼玉県のロケ実績を紹介する『「埼玉ロケ地MAP」が完成した。「あのヒーローやヒロインもやってきた! 埼玉県で映画・ドラマの名スポットを探せ★」と銘打ち現在配布中だ。
新型コロナウイルスの影響により、エンタメ業界も撮影や公開・放送を余儀なくされており、私たちも外出がままならない。そんな今だからこそ、自宅でゆっくり過去の映画やドラマを鑑賞する時間を過ごすのもいいかもしれない。
映画『翔んで埼玉』は「新語・流行語大賞」へのノミネートや「第10回ロケーションジャパン大賞」でグランプリを受賞するなど、ニュースに事欠かない。
劇中の「埼玉ディスリ」が大ウケ。逆に埼玉県民の県民愛を強固にし、更には「埼玉を訪れたい」と思う他県民が増加した。
残念ながら『翔んで埼玉』は埼玉県ではほとんど撮影されていないながら、作中に登場した名産品「十万石まんじゅう」や「ガリガリ君」の地元地域の商品PRにもなった上、知事選のポスターに『翔んで埼玉』の原作イラストを使用したところ16年ぶりに投票率が30%超えるなど、作品のヒットが埼玉県にもたらした効果は圧倒的だった。
そんな埼玉県だが、『翔んで埼玉』で注目される前から、映画やドラマのロケが頻繁に行われている。
都心に近く好アクセスで、街あり、山あり、川ありの地形に加え、伝統の蔵造りの町並みが残る川越や昭和の風景が残る秩父、行田市の忍城など時代を彩る建築物も揃っている。
あらゆる時代やロケーションのシーンが一度に撮れると、映画・ドラマ制作者には有名だ。
2008年に放送された連続ドラマ小説『つばさ』では、多部未華子演じるつばさの実家のシーンは蔵造りの町並みが残る川越市で撮影され、改めて川越が注目されるきっかけを作った。
そしてドラマ『陸王』(出演:役所広司、山崎賢人※崎は正しくは「たつさき」、竹内涼真ほか)では、行田市の忍城や、延べ4万人のエキストラが参加したマラソンシーンが印象に残っている人も多いだろう。
映画『心が叫びたがってるんだ。』(出演:中島健人ほか)では自然と町が調和した秩父の美しい風景が少年少女の繊細な心情を描き出し、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(出演:大泉洋ほか)ではアストロズのホームスタジアムとして熊谷市の熊谷ラグビー場が、ドラマ『チア☆ダン』(出演:土屋太鳳ほか)ではチアリーダー部の全国大会会場としてさいたま市の埼玉スタジアムが登場した。
ほかにも北本市・所沢市のドラマ『ブラックペアン』(出演:二宮和也ほか)、戸田市・さいたま市ではドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(出演:二階堂ふみ、亀梨和也ほか)、新座市ではドラマ『孤独のグルメ Season8』(出演:松重豊ほか)、加須市のドラマ『モトカレマニア』(出演:新木優子、高良健吾ほか)など数多くの作品のロケ地として登場している。
また、映画『翔んで埼玉』で埼玉解放戦線の集会場として登場した春日部市の首都圏外郭放水路は、その神秘的な様相で実は戦隊ヒーロー作品では有名なロケ地だ。ほかにもさいたま新都心や秋ヶ瀬公園などで戦隊ヒーローものの作品が多数撮影されており、戦隊作品の聖地としてファンに愛されている。
本来ならば外に出かけたくなる春だが、今は新型コロナウイルスの影響で外出を諦めるしかない。まずは事前にロケ作品を楽しみ、新型コロナウイルスの状況が改善した時に、このロケ地マップを使って埼玉県でロケ地巡りをしよう。
■埼玉県ロケ地マップ 配布場所
「埼玉県物産観光協会・埼玉県物産観光館「そぴあ」・埼玉県観光課 ほか