山田実希の”走れ!・編集長”ニューヨーク編
第2回 ロケ地スト、ニューヨークに行く。
「まさか自分が」という旅に出てきました。前号の「世界のロケ地特集」を手に、初のNY。年間なんと4万件も撮影申請があるというロケの街を、しっかり体感してきては?とボスからひと言(!?)。軽いノリで背中を押されたものの、国内旅行専門の私にとっては大・大・冒険。海外の情報はもっぱら映画か野球で、行ってみたい場所を「インド」と言ってから早20年。そんな門外漢な私のNY旅が、発案から3週間後、道連れ女子とともに決行されたのです。
『ティファニーで朝食を』のティファニー前でも記念の一枚(笑)
12時間かけて空港に着き、一路マンハッタンへ。いきなり映画で観たことのある風景に、豪雨の車窓にかぶりついて大興奮。その後、どこを歩いても名作の舞台という街をとにかく歩きました(1日2万歩以上!)。映画『ティファニーで朝食を』の五番街や、主人公の家でなりきり写真を撮っていたら、海外のロケ地スト家族と遭遇して譲り合うという一幕もあったんですよ。『クレイマー、クレイマー』で観たセントラルパークでは、実際の撮影にも遭遇! ブルックリンでは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のロケ地で感動の一枚をパシャリ。
絶対に行きたかった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のブルックリン!
あぁ、書ききれない。観光名所が全てロケ地というNYの旅は、ロケ地ストなら必須!と今なら言えます(笑)。
NY道連れ女子(木庭)
山田 実希(やまだみき)
ロケーションジャパン編集長/ロケツーリズム権利処理アドバイザー
<経歴>
日本唯一のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の編集長として全国を取材。映画・ドラマの現場取材や役者・監督インタビューのほか、各地で発足するロケ支援組織や地域産品を活用した物産開発チームの設立にも立ち会う。千葉県いすみ市ブランド認定委員副委員長、長崎県アンテナショップ選定委員、静岡県観光アドバイザーに就任、各自治体でテレビ・映画等のシーン写真に関する権利処理のノウハウを伝えている。2020年に総務省「地域力創造アドバイザー」として登録。
雑誌「ロケーションジャパン」は、「日本中が元気になる」ことを目標に、国や自治体、地元の人たちとともに、地域活性に取り組んでいます。映画やドラマ、情報番組やアニメなどのロケ地や舞台を通して、地域の新たな魅力を発掘・発信し、「ロケツーリズム」という新しい旅のかたちを提案しています!