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2024.01.14

『光る君へ』きっかけに観光誘客 大津市内の周遊マップ発行、英語版も

#光る君へ

吉高由里子が主演を務める紫式部の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』の放送が1月7日にスタートした。紫式部にゆかりのある地域では、ドラマをきっかけに街を盛り上げようと様々な取り組みをしている。

 

その一つが、紫式部が「源氏物語」を起筆したとされる石山寺がある滋賀県大津市だ。最近では映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』で市内にある瀬田川洗堰が重要な場面で登場するなど、注目を集めている。

 

『るろうに剣心』『ちはやふる』のロケ地も

 

大津市は2023年6月、『光る君へ』をきっかけに、同じく紫式部ゆかりの地である京都府宇治市、福井県越前市と連携協定を締結。平安時代の歴史・文化を活用した観光振興や地域活性化の相乗効果を狙う。

 

民間企業の取り組みも目覚ましい。びわ湖大津プリンスホテル(大津市)は、観光庁による「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の一環として、石山寺や映画『るろうに剣心』シリーズのロケ地で知られる三井寺、映画『ちはやふる』シリーズでおなじみの近江神宮などを巡るモニターツアーを開催。さらにはそれらのスポットやグルメを掲載したロケ地マップの日本語版・英語版を作成し、国内外からの観光誘客を目指す。

石山寺の「源氏の間」

24年1月29日(月)~25年1月31日(金)の期間には、『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』と『源氏物語 恋するもののあはれ展』が石山寺明王院・世尊院で開催され、ドラマに登場する衣装や小道具なども展示予定だという。

 

作品をきっかけにした今後の盛り上がりに期待だ。

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