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2015.03.06

放送も残りあと1ヵ月『マッサン』。盛り上がるロケ地、北海道・余市の魅力を探る

3月5日にスピンオフドラマ2作の放送が決定した『マッサン』。本編も現在10週連続で平均視聴率が20%を超えるなど絶好調。クライマックスに向けて盛り上がる作品とともに、舞台となった北海道・余市町にも多くの観光客が訪れ盛り上がりを見せている。

まずは何といっても、マッサンのモデルとなった竹鶴政孝がウイスキー製造を始めたニッカウヰスキー余市蒸溜所。作品に何度も登場する、あの赤い屋根と石造りの建物だ。無料の工場見学ではウイスキーの製造方法が学べ、試飲も可能。竹鶴夫妻が暮らした邸宅も見学できる。そんなこの場所、ドラマの放送開始後から多くの観光客が訪れ、昨年は約46万人と、前年比で約165%の伸び率を記録した。「余市が舞台となったのは2015年に入ってからなので、今年は過去最高を記録した1991年の47万3千人を超える勢いです」(余市観光協会・小田寛会長)と語るなど、現在も土日は予約がほぼ埋まっているという盛況ぶりだ。

他にも作品の世界観が楽しめるオススメのスポットとして小田会長が挙げたのが旧余市福原漁場。実はここは物語の後半で重要な役割を担った、風間杜夫演じる森野熊虎が建てた通称“ニシン御殿”のモデルになったのだという。漁師の家族が寝起きした主屋の内部を忠実に再現。あの豪壮な熊虎が出てきそうな当時の世界観が存分に楽しめる。残念ながら冬季は休館中(4月上旬まで)なのだが、余市の隠れた桜の名所でもあるので、見頃となるゴールデンウィーク頃にはぜひとも訪れてほしいスポットだ。

そんな『マッサン』効果で増え続ける観光客に対して、余市町では現在18店舗の飲食店で、“政孝&リタグルメ”と称し旬な食材を使ったオリジナルメニューを提供し、余市駅前公園では放送終了の3月28日までホワイトイルミネーションを実施して訪れる人を楽しませている。「『マッサン』の効果で多くの人が余市町を知ってくれました。今後はドラマをきっかけに余市の魅力をぜひ実感してほしい」と小田会長は語る。りんごや梨やぶどうなどの果物に、日本海で採れる新鮮な魚介類。そしてシリパ岬やローソク岩など海岸線に並ぶ絶景の数々。マッサンとエリーが愛したこの町を、作品の世界を追体験しながら楽しんでみては?

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