ホーム > ニュース

ニュース

■エンタメ
2015.12.28

冬でもかき氷が食べたくなる映画『海のふた』 主演の菊池亜希子に注目!

編集長を務めるムック本「マッシュ」は累計32万部を超えるヒットとなり、おしゃれ好きの男女から絶大な人気を誇っている菊池亜希子さんが12月26日、主演した映画『海のふた』と『グッド・ストライプス』のDVD発売を記念して都内でイベントを開催した。

 

 事前にDVDを予約・購入した方に菊池さんの直筆サイン入りポストカードが手渡され、菊池さんは一人ひとりの目を見ながら笑顔で会話をした。

 

 DVDが発売された菊池さん主演の映画『海のふた』は、よしもとばななさんの同名小説が原作。菊池さん演じる主人公・まりが都会を離れ、かき氷のお店を開くために帰郷する。理想の仕事を追い求めて自分らしく生きようとする中で、顔に火傷の痕が残り心にも傷を抱えている少女・はじめとの交流や、地元に残って実家の酒屋を継いだ幼馴染との再会をきっかけに、思い通りにはいかない現実と向き合うことになる。

 原作はよしもとばななさんが毎年夏に家族で訪れ続けてきた西伊豆の海辺の町が舞台となっており、映画も伊豆市・土肥で撮影が行われた。

 
 

伊豆市・土肥がロケ地となった映画『海のふた』

伊豆市・土肥がロケ地となった映画『海のふた』

 

 菊池さんは「とても居心地がよかった」と2014年5月に行われた土肥での撮影を振り返る。約2週間の撮影ではほとんどのシーンに出演しているため、ゆっくり観光する時間が取れなかったそうで「よしもとばななさんがよく行かれていた喫茶店があるそうなんですけど、行けなかったのが心残り。土肥にまた行きたい」と話した。

 

主演映画『海のふた』『グッド・ストライプス』のDVD発売記念イベント前に取材に応じた菊池亜希子さん

イベント前に取材に応じた菊池亜希子さん

 

 『海のふた』に登場するかき氷は、菊池さんも撮影の合間によく食べたそうだ。神奈川県藤沢市で「真冬でも行列のできるかき氷屋」として話題の“埜庵(のあん)”の石附さんがメニューの監修をしている。
 菊池さんは「埜庵さんがお店で出されているものとは違って映画に出てくるかき氷は、まりという一人の女性が初めてお店をやる荒削りな感じがメニューにも表れていました。こだわりというか、自分の好きなことしかしたくないタイプのまりが出すメニューがシンプルに“糖蜜”なのは、なるほどと思いました」と感じているようだ。「埜庵さんのかき氷を初めて食べたとき、氷が冷たくなくて、すごく軽やかな綿菓子を食べているようでスッと溶けたんです。“好きだな”と思いました」。

 

劇中のかき氷は人気店・埜庵(のあん)の石附さんが監修している

劇中のかき氷は人気店・埜庵(のあん)の石附さんが監修

 

 2015年は『海のふた』『グッド・ストライプス』という主演作品が2つも公開された菊池さん。今年を振り返ってどうだったか尋ねてみると「去年撮った作品をようやく今年届けることができて、自分の中で長い青春が終わった感じ。17歳くらいから今の仕事を始めて、その都度へたくそながらに必死に向き合って来て、引きずっていたものもあったのですが、ようやくこの2作品で落とし前をつけられました」と話し、「ようやく大人になれそうです」と笑った。 

 

 「これまで等身大の役が多かったので、来年は今の自分から連想できないような役もやってみたい」という菊池さんの背中を押すのは、ファンの存在だ。「“いつまでも、どういうことをやっていても、ずっと見てます”“おばあちゃんになっても、きっと見ていると思います”と言ってくださる方がいるのが、とてもありがたいです」。

 

 2016年は菊池亜希子さんがどのような活躍を見せてくれるのか、目が離せない。

 

この記事をシェアする

©Location Japan. All rights reserve