LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
【貴族のお城がある公園!丘の上でミニチュア蒸気機関車と馬に乗る!】
バルセロナは地中海に面した街なのですが、海から内陸に向かって緩やかな坂になっています。
ガウディ建築で有名な「グエル公園」やバルセロナ市内にある遊園地はこの丘の上にあり、少し内陸に行くだけでこんなふうに街全体を見渡すことができるんです。
今月は少し暖かくなってきたので、その丘の途中にある「オレネタ公園」(Parc de l’Oreneta)に行ってきました。
バルセロナ観光の中心地からは、バスで15分くらいのところです。
この公園はもともと貴族のお城があったところで、そのお城の残存部分を見学することもできます。今は公共のものなので、入場はもちろん無料。広い山のようになっていて、ほとんど舗装されていません。
ここの魅力は、子供も大人も乗れる本物のミニチュア蒸気機関車!日曜の10:30から13:30までの3時間限定で乗ることができるんです。
こちらは切符。駅員のおじさんが切ってくれるので、子供は大興奮です。
さらに、小さな駅舎もあります。一度にたくさん乗ることができるので待ち時間少なく快適。
1人2ユーロ(およそ260円)で、5分ほどのコースを機関車に揺られて楽しむことができます。
森の中を走るのはとても気持ちが良いのですが、この季節は花粉もすごいんです!
今はアーモンド花粉とスギ花粉が猛威をふるっており、公園の中は大量の花粉が飛ばされた黄色い風が吹くほどで、花粉症の私にはちょっとつらくもありました。
でも、風を切って走る蒸気機関車に子供たちは大喜び!そして大人たちはそんな子供たちの撮影に夢中。これは世界共通ですね。
そしてこの公園のもう1つの目玉は、ポニーの乗馬です。これも日曜の午後3時間だけの営業。
ポニーのマークの表示を見ながら進んで行くと、子供たちが馬に乗っているのを発見!
係のおじさんに8ユーロ(およそ1000円)を支払い、3歳の娘をポニーに乗せてもらうと、「はい行ってらっしゃい!」の一言。
なんと、親が手綱をひいて、山の中の広いエリアの中を自由に歩かせるというシステムだったんです。てっきり係員が手綱を引いて一周したら終わり、だろうと思っていました…。
小さなポニーとはいえ、自分で子供を乗せて手綱を引くのは初めてのこと。馬が走り出したらどうしよう…と、終始緊張モードでした。
しかも、時間制限もなし。
年齢制限も細かく決まっていないのか、小さな赤ちゃんを乗せている人もいました。
ポニーもポニーで、娘を乗せたまま途中で草を食べ始めたり、休憩したり、気ままに仕事しているような雰囲気。きっと慣れているのでしょう。
なにより、写真やムービーを撮るのには最高のロケーション!初めてポニーに乗る娘も嬉しそう。花粉症のつらさも忘れ、撮影に没頭したのでした。
バルセロナの市内にはたくさん公園があるのですが、その中には貴族のお城や邸宅だったところも多いんです。その敷地は広々していて庭も見事。
こちらは、自宅の近くにある邸宅のお庭で、いつも開放されており自由に散策したり、休憩することができます。午後に通りかかると、昼寝している人もちらほら。
バルセロナ観光の際には、街の至る所にある公園や、門の開いている大きな家を覗いてみてくださいね!観光地とはまた違った、新鮮な体験ができるかもしれません。