LJ特派員★伊庭野はるかのバルセロナ日記
【映画『スター・ウォーズ』ロケ地!
スペイン南部・セビーリャの豪奢な広場へ】
バルセロナは、いよいよ寒くなってきました。たまに降る雨がさらに寒さを連れてきて、もうジャケットがないと過ごせないほどです。バルセロナでは紅葉はあまりないのですが、黄色に染まった木々もちらほらと見られるようになってきました。
さて、今回はバルセロナから飛行機で1時間半、スペインの南・アンダルシア地方にあるセビーリャ(セビリア)の超大作映画のロケ地を紹介します!
…ここまでお読みになって、もしや!と思われた映画通の方もいるかもしれませんね!
そうです、ここには超大作映画「スター・ウォーズ」のロケ地となった場所があるんです!
それがここ、セビーリャにある「スペイン広場」。中心部から車で10分ほど行ったところにあります。超大作映画にふさわしく、写真に収まりきらない広さです!
2002年に公開された映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で、ナタリー・ポートマン演じるパドメ・アミダラ女王の故郷であるナブーという惑星が、このスペイン広場で撮影されたんです!
惑星ナブーは、平和的な人類と、ユーモラスな両生類型エイリアンが住んでいる星。エピソード2では、この惑星出身のパドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)と、女王を護衛するためにやってきた主人公のアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)がナブーに到着するシーンの舞台として、このスペイン広場が使われています。
ここはもともと、1929年にセビーリャで開催された万博「イベロ・アメリカ博覧会」の会場として造られました。セビーリャ出身の建築家アニバル・ゴンザレスが設計した、弧を描く美しい建物が印象的です。今は、アンダルシアの政府のオフィスとして使用されているそうです。
ここは「スター・ウォーズ」のほかにも、映画「アラビアのロレンス」のロケ地にもなった、まさに映画映えする広々とした美しい広場なんです!
水路の向こう側には回廊が続いており、イスラム教とキリスト教の建築様式が融合した建物となっています。この水路では、ボートに乗ることもできるんです!魚も泳いでいて、とても気持ちの良い場所です。
さらに広場には自転車ツアーや馬車のツアーの人々が続々とやってきて大賑わい!映画での設定である「色々な星からやってくる船が降り立つ発着場」さながら、世界中の人々が集まって来る場所としてとても光り輝いていました!
さて、今度は街の中心部で日曜に開催している蚤の市へ。
ここでは、こんな物が売っているお店を発見しました!
街の中には、『スター・ウォーズ』のロケ地であることにちなんでグッズをたくさん売っている…というところは見なかったのですが、唯一この蚤の市で、映画グッズに遭遇。
「スペイン広場」の設定となっていた惑星ナブー出身のジャー・ジャー・ビングス(右から2番目)など、いくつか持って帰りました!
来年、エピソード9が公開されるという『スター・ウォーズ』シリーズ。スタジオで撮影されたシーンや最新技術を駆使したシーンも多いのですが、世界中の美しいロケ地もたくさん。ぜひチェックしてみてくださいね!