累計発行部数120万部を突破した天体観測ロマンチック・ラブストーリー映画『4月の君、スピカ。』。主演をつとめた福原遥さんと、今回メガホンを取った大谷健太郎監督が、映画の魅力と、長野県千曲市でのロケの様子を語ってくれました。

■感じたまま演じた初挑戦のラブストーリー映画

「ラブストーリーの映画で主演を務めるのは初めて」と語る福原さん。「原作の杉山美和子先生も、監督の大谷健太郎さんも、お仕事をご一緒させて頂きたかったので、とても嬉しい気持ちでいっぱいでした」と言う。「（監督からも）現場で感じたものをそのまま演じてくれればいい」と言われ、髪の毛も、演じる星と同じ長さに切り、人勢初めてのショートカットに。ありのままの姿で、楽しく演じたそうだ。

■天体観測ロマンチック・ラブストーリーの舞台がここに！

大谷監督は、「千曲市が、映画の全面的な撮影地になるのは今回が初めてですが、本当に熱意を持って、温かく親切に迎え入れて頂きました。この映画は、「星」がテーマで、天文部の高校生の物語です。綺麗な星がたくさん見える戸倉宿キティパークや千曲川展望公園、学校や町並み、そして千曲川。どの撮影地も万全の協力体制で撮影に臨む事が出来、ほぼ全シーンを千曲市内で撮影した本作は、まさに「千曲市の映画」になりました。」と、ロケ地千曲市を大絶賛。

千曲川展望公園でのリハーサルの様子

■まち一丸で作品を受け入れ！

ストーリー的に大事なシーンでもある高校の朝礼のシーンに登場する校長先生を演じたのは、なんと千曲市長の岡田昭雄氏。まちでは市長を上げて、「映画やドラマなどを通じて、観光誘客に繋げるロケツーリズム」の推進に取り組んでいる。岡田市長が校長先生役を演じただけでなく、周りの生徒も、地元高校生による市民エキストラだ。大谷監督によると、「皆さんとても積極的で、演技が上手で、地元の若者たちは芝居心があるなと感心しました。おかげで素晴らしいシーンが撮れました。」と撮影の様子を教えてくれた。

「長野県千曲高校」体育館での撮影場面

■「千曲市は何もかも楽しい！」福原さんが語る千曲市の魅力

「星空も温泉も、空気も澄んでいて、癒されました。」という同市。また千曲市は温泉が有名で、「一日に五回も行っている出演者の方もいましたし、私も共演者の方と撮影終わりやオフに行きました。」というほど、長野県屈指の温泉地。劇中に登場する足湯も、実際に入れる無料施設だ。

劇中にも登場した、千曲市の足湯

■福原さんが映画に込めた想い

この作品は恋の素晴らしさや、大切な人に、自分が思ってる想いを伝える大切さを、私自身も感じました。そして、それを皆さんにも届けたいと思って演じました。これを観て、自分の大切な人に想いを伝えたり、行動してもらえたら嬉しいな、と思います。あとは長野県千曲市の景色が本当に綺麗で、原作と近い雰囲気なので、そういうところも大きなスクリーンで観て、楽しんで癒されて帰っていただきたいです。