アニメ映画 『空の青さを知る人よ』
初の声優挑戦で知った
声で伝える難しさと大切さ
昨年から今年にかけて、映画にドラマに八面六臂の活躍をしている吉沢亮さん。
10月公開のアニメ映画『空の青さを知る人よ』では初めて声優に挑みました。
国宝級イケメンといわれる俳優が声だけで演じた本作は、吉沢さんの俳優人生にどのような影響をもたらしたのか。たっぷり語ってもらいました!
『空青』で声優初挑戦
予想以上の難しさに苦戦
ここ1年で急激に存在感を増している俳優・吉沢亮さん。
昨年公開となった出演映画は8本に上る。
今年の大ヒット作『キングダム』では、若き王と、その影武者となる戦災孤児の2役を演じ分け、大きな注目を集め、記念すべき100作目の連続テレビ小説『なつぞら』では、主人公・なつの幼なじみ、天陽を演じて、幅広い年代に認知される存在となっている。
そんな吉沢さんが今回、初めて挑んだのが、アニメ映画の声優だ。
作品は今年10月に公開される長井龍雪監督の『空の青さを知る人よ』。埼玉県秩父市を舞台にした同監督の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがっているんだ。』に続くファン待望の新作だ。あかねとあおいという2人姉妹が暮らす秩父に、あかねの元恋人で、鳴かず飛ばずのミュージシャン・金室慎之介が帰郷し姉妹と再会する物語で、吉沢さんは、この慎之介を声で演じている。
長井作品については「以前からファンだった」という吉沢さん。今回、オーディションで出演が決まったが、「声優は初挑戦なので不安はあった」という一方で、作品に挑むに当たっては、強い気持ちがあったと振り返る。
ともすれば、その圧倒的な容姿の麗しさに注目が集まりがちだが、今回は当然のことながら容姿はもちろん、動作で表現することもできない。
マイクの前に立った吉沢さんは、予想以上の難しさを感じたようだ。
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アニメ映画 『空の青さを知る人よ』
■Story
山で囲まれた町に二人で暮らす高校2年生のあおいと市役所務めの姉・あかね。二人は13年前に事故で両親を失い、当時高校3年生だったあかねは恋人・慎之介との上京を断念していた。そんなある日、地元の音楽祭のゲストに大物歌手が決定、そのバックミュージシャンとして慎之介が帰郷することが分かる。時を同じくしてあおいの前に現れたのが、13年前から時を超えてやって来た18歳の慎之介、通称”しんの”だった。切なく不思議な四角関係が始まる……。
■作品詳細
アニメ映画『空の青さを知る人よ』
監督:長井龍雪
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
声の出演:吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、松平健、落合福嗣 ほか
(C) 2019 SORAAO PROJECT 10月11日(金)公開